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鐵旗門


鐵旗門
The Flag of Iron
監督:張徹 1980年 香港

最初から最後までずっとかっこよくて美しくて、ため息が止まらなかった作品。

※ストーリーの内容に触れていますので未見の方はご注意ください。








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「鐵旗門」と「神鷹堂」と対立する二つの派があった。ある日娼館に無理やり誘拐されてきた女性を郭追と江生が発見する。女性を解放して事情を聞くと、その女性を誘拐させたのは、神鷹堂の仕業だった。

神鷹堂から和解をするために食事に招かれた鐵旗門のリーダーの梁耀文、鹿峰、郭追、江生。
実はこの食事会は罠で奇襲をかけられた鐵旗門。
しかし、鐵旗門側もそれを想定してアサシン(龍天翔)を雇っていた。鐵旗門と神鷹堂の戦いとなり、命を落とす鐵旗門のリーダー。死ぬ間際に次の後継者を告げようとするところに、割って入る鹿峰。
鐵旗門の後継者を決める時に、郭追を指名しかけていたと江生は主張するが、結局リーダーは鹿峰となる。しかも、この騒ぎが原因で郭追が罪を被ることとなり、鐵旗門を出ていくことに。

郭追は飲食店の下働きをしている。
そこへ郭追の命を狙う刺客が次々とやってくる。
江生にも店で出会い、話を聞くと江生も追い出されたようで、鹿峰が神鷹堂を鐵旗門に吸収し、好き放題しているとのこと。
以前は神鷹堂の賭博場だった場所も鐵旗門の賭博場に変わっていた。
賭博場で元神鷹堂で現在鐵旗門になった王力と余太平と出会いゲームをする郭追。郭追が全て勝ち、屋敷までもらうことになる。何か怪しいと見抜きながらも屋敷に入る郭追。王力と余太平に問うもはっきりしたことは答えない。
屋敷には仕掛けがあり、頭上からの網に捕らえられてしまう郭追。縄には何か染み込ませてあり、日光が当たると余計に締め付けられるようになっている。
締め付けられすぎて身体中から血を流す郭追。八つ裂きの刑的なポーズで捕らえられている郭追。

そこへ鹿峰が現れ、郭追を捕らえた王力のことを叱り、結果王力を殺す。
みんなが去った後、余太平が密かに郭追を助けてくれる。余太平はその後殺される。

江生が屋敷に郭追を助けに来て娼館へ避難させる。
郭追を助けたい鐵旗門の2人組が鹿峰が郭追に会いたがっているという伝言を伝えにくる。
その帰りにその2人は鐵旗門に殺される。
郭追、江生、龍天翔は鹿峰のもとへ向かうが、江生は飛び道具の槍を使うため待機するように龍天翔に言われ、待機することになる。

郭追、龍天翔が鹿峰のもとへ着くと、龍天翔の彼女が人質になっていた。龍天翔と郭追が戦うという条件をのみ、彼女に金を渡し逃げるように言う龍天翔。

郭追と龍天翔が戦うがどちらも互角の戦いを見せる。
龍天翔が油断していると鹿峰が旗を龍天翔に刺す。
致命傷を負った龍天翔だが、残りの力で鹿峰の部下たちを倒しにかかる、ほぼ全員いなくなったところで立ったまま死亡。

郭追と鹿峰の戦いが始まる。
旗を畳んだ状態での前半戦と、旗を広げた状態の後半戦、どちらも素晴らしく美しかった。
郭追の旗が鹿峰に破られてしまい、ピンチになった時に江生が登場、飛び道具の槍を鹿峰に喰らわせる。
隙を突いての郭追、江生でのコンビネーション攻撃で鹿峰に留めを刺す。
鹿峰死亡。

龍天翔の元へ駆け寄る郭追、江生〜劇終

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【印象に残ったところ】
・衝撃的に美しかった
・最初のOPに始まり、最後まで美しかった
・音楽も良かった
・赤と黒で統一された衣装、赤と黒の旗、最高に綺麗だった
・ルー様が今まで見た作品の中で1番悪いルー様で痺れた
・悪いルー様がとにかく魅力的
・ルー様の長い衣装、ラストに網状のガウンを1番上に羽織ってるの、戦う時にヒラヒラしてむちゃくちゃかっこよくて美しかった
・郭追や江生の衣装も微妙に劇中で変わっててよかった
・江生が生肉持って立ってる立ち姿、すごい良かった
・郭追がかっこいい映画
・郭追が捕まったときは、張徹の性癖と思った
・みんなの服が前開きなのに、江生だけ前開きじゃなくて背中にジッパーついてる式でかわいかった
・とにかく美
・ワンファーも変な剣の刺客として登場
・郭追の命狙われすぎ
・ラストのアクションシーン本当に美しかった
・映画全体を通して今まで見た映画の中で1番映像が美しかった

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本作も見た後、良すぎて苦しくなった。
張徹監督本当にありがとう。

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