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Showing posts from February, 2013

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THE LORD OF THE RINGS

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The Fellowship of the Ring (2001) The Two Towers (2002) The Return of the King (2003) 監督:ピータージャクソン 原作:J・R・R・トールキン  「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の三部作を見た。以前、既に見たことのある作品であった。しかし、内容を深く覚えていなかった。こういう冒険物はある意味王道すぎて今まで好きではあるが、逆に敬遠していた部分もあって、なかなかもう一度見ようと思う作品ではなかった。  だが、今回この指輪物語の前章である「ホビット」を見たことにより、このホビットが指輪にどう繋がっていくのかということが大変気になったのである。それでもう一度見ることにした。  今回見て、昔見ていた頃よりも、登場人物に対する印象が変わった。昔より登場人物の内面の葛藤や痛みや苦しみを感じた。そのことで、どの登場人物も完璧な人間(ではない種族もいるが)ではないということを知り、より私たちと近い存在であるように感じた。そして、またそれとは逆に、レゴラスやエルフについては、すごく美しい種族なんやが、その分、エルフたちに内面の葛藤や苦しみがない(死の苦しみもない)ことからキャラクターが薄っぺらく感じてしまった。そして、力の指輪をめぐって“人間”という種族がいかに弱いかということも改めて思い知った。しかし、やはりその中でもアラゴルンは人間離れしているというか、人間の王にふさわしい人物だった。    フロドに関して−−この物語はフロドの喪失の物語であるという文字をどこかで読んで、本当に納得した。フロドは指輪という重荷を背負って大役を果たした。しかし、それはフロドが自ら指輪を火山に投げ込んだのではない。フロドは指輪は自分の物だから捨てたくないと言った。そこでゴラムと取り合いになり、ついにゴラムが指輪を取り戻す。指輪を取り戻そうと思ったフロドが崖までゴラムを追いつめもみ合ううちに崖からゴラムは落ちていく。その時のゴラムの表情は本当に満たされていて穏やかな表情だった。  フロドは自分の意思の力では指輪は捨てることができなかったけど、ビルボとフロドが慈悲で生かしておいたゴラムが指輪と一緒に落ちていくということで、結果的には指輪を葬るこ

ホビット 思いがけない冒険

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『ホビット 思いがけない冒険』  監督:ピータージャクソン 原作:J・R・Rトールキン『ホビットの冒険』 2012年 アメリカ    『指輪物語』の前の話で、ホビット族の青年ビルボ・バギンズの冒険譚である。旅の目的は、昔にドラゴンによって滅ぼされてしまったドワーフの国エレボールの奪還。故郷を奪われ、流浪の民となったドワーフの王トーリンを筆頭に13人のドワーフと、灰色の魔法使い、そしてビルボが旅の仲間としてエレボール奪還を目指す。途中で、様々な敵や困難に巻き込まれ、ドワーフのおっさんたちがこれでもかというぐらい走り回る。    予想以上に面白くて、熱中した。指輪物語ことロード・オブ・ザ・リングは一応は見たものの、内容をしっかり覚えていなかったため、今作を見て、なぜこういう出来事が指輪物語の時に起こったのか、というきっかけを知ることができた。ドワーフの王子は何といっても格好良く、頑固なところもあるが、皆を引っ張るリーダーだなあ思った。ビルボは冒険に参加することで、足手まといだとドワーフたちに言われたりもしたが、ビルボの勇気と機転の効いた行動に一行は度々救われていた。  あと、気持ち悪かったんのが、やはりゴラムだった。皮膚の質感などがよりリアルに表現されていて、近くにいたらぞっとするやろうなと思った。  それから、灰色の魔法使いのガンダルフの魔法についてなんやが、その魔法でもっと旅を進めることはできないのか、と思う魔法が今回も出てきたけど、(大きな鳥のあれ)これは、できないもんやと思って、次の旅の話を楽しみに待つ。ファンタジー系の映画はあまり得意ではないのだが、見るとやっぱり楽しいなと思った。 3時間という長さを全然感じなかった。 <楽天市場>【楽天ブックスならいつでも送料無料】【BD2枚3000円2倍】ホビット 思いがけない冒険【Blu-ray... 価格:1,500円(税込、送料込)