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Showing posts from January, 2016

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アメリカン・スナイパー

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アメリカン・スナイパー (American Sniper) 監督:クリント・イーストウッド 2014  アメリカ 映画を見て、戦争していいことなんか何もないと思った。 主人公のクリス・カイルは、戦場で生きるか死ぬかをその肌で直に感じ、派遣が終われば、妻と子のいる家庭に戻る。家に戻っても、心は戦場にあって、抜け殻のように見えた。 妻は家に心も帰ってきて、と言うが、自分の仲間を殺した宿敵の凄腕スナイパーのムスタファを討つまでは帰りたくない、そんな意思をカイルから感じた。 次々と人を撃ち“伝説”と呼ばれたカイルだが、本当に彼は英雄なのか。仲間や国を救うためとはいえ、人の命を奪う行為というのは、自分の心や、周りに関わる人々にも影響する。 結局、結婚して子どももいるものの、カイルは家庭のことと全然関わっていないと思った。“優しい父親”とキャッチコピーに書いてあったけど、カイルは優しい父親なんか??と疑問に思った。 確かに戦場でスナイパーとして、人を殺しまくり、自分もいつ死ぬかわからない、仲間もどんどん殺されていく、となれば、精神状態は異常になるのは仕方がない。しかし、相手のスナイパーであるムスタファを殺すことは、明らかに、仲間への敵討ちもあったか知らんけど、ライバル心や、討ち取りたい気持ちがあったやろうと思う。国のため、仲間のためとは言いつつ、ムスタファのこと殺したかったやろ? 憎い相手を殺したいと思うのは、誰もが持つことがある感情だと思う。実際それが戦争に発展していくのだと思う。でも、それで人を殺したり、戦争をしたりしても何もいいことないよな。当たり前のことだけど、その戦争が実際に今もなお続いていること、終わらないことへの異常さにみんな気づいているはずなのに、戦争は終わらない。 途中からだんだん、この戦争は何のためにやってるんだろう?とか、なんで子供を殺してるんだろう?とかみんな疑問を抱き出してくるシーンがある。それでも、国のため、仲間を、家族を守るため、と戦いを続ける。そういった疑問を映画があぶり出していることには、共感した。 この映画を好きか嫌いかだったら、あんまり好きじゃなかった。 戦争系の映画はもともとあまり好きじゃないほうだけど、それにしては、最後まで集中して見られた映画だった。だが、クリス・カイルが英雄視されているのもち

アナベル 死霊館の人形

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アナベル 死霊館の人形  (ANNABELLE) 監督:ジョン・R・レオネッティ  2014年  アメリカ (ちょっと人形の絵を描きたくなくて顔が少しだけ映っているショットの絵を見て描いたらよくわからん絵になった。) ふとしたことから手に入れた人形が呪われているのか、主人公ミアに数々の災難が降りかかる話。『死霊館』のスピンオフとして製作された。 ※注意  ネタバレしています。 -------------------------------------- 人形は夫にプレゼントされるのだが、これが結構大きくて顔も怖い。 リアは妊娠していて子どもが途中で生まれるのですが、子どもが生まれるまでは、子どもが無事に生まれるかな、というハラハラ感でいっぱいだった。 妊婦ものの映画は、その妊婦とお腹の赤ちゃんに何か起こらないかという不安が常にある。 ベビーカーの形など、時代設定が少し昔なのもあるが、『ローズマリーの赤ちゃん』を思い出したし、テレビの画面の砂嵐は『ポルターガイスト』みたいやった。 結論としては、カルト教団にハマったアナベルが悪魔崇拝をして、ミアに呪いをかけた。そして、ミアは悪魔に取り憑かれてた(?)でいいんかな。 途中から『パラノーマル・アクティビティ』臭がプンプンして、すごいB級っぽい感じになってきて、おおお、となった。 途中でなんか近所の親切なおばちゃんらしき人が協力的なんやけど、なんか怪しいなと思ってたんやけど、怪しくなかった。 ラストでその優しいおばちゃんがミアの魂を悪魔に渡す代わりに自殺するんやけど、そもそも、悪魔に渡す魂って誰のものでもいいの?と疑問だった。散々、ミアに付きまとって、お前の魂をくれ!みたいなことしておいて、結局、誰かの魂がもらえたらそれで満足ってなんなんだ?謎だった。 おばちゃんが死ぬシーンがなんか腑に落ちず、もやもやした。そして、死んで欲しくなかった。 全体的には、パラノーマル・アクティビティテイストのホラー。あと、過去の作品へのオマージュ。人形の顔は怖いけど、人形自体は怖くない。でも、どうなるんかなあと次を見たくなる展開で引き込まれた。グロに走らず、雰囲気で持っていく系。 最後まで見られたけど、面白かった!とまではならなかった。 『死霊館』自体を見ていないので、こちらも合

ミュータント・タートルズ

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ミュータント・タートルズ(Teenage Mutant Ninja Turtles) 監督:ジョナサン・リーベスマン  2014年  アメリカ タートルズは昔からゲームも大好きだったけど今年の映画一発目がタートルズなんは結構嬉しいかもしれない。 説明とかはいらない映画だと思うんですが、とにかく、タートルズの4兄弟が常に明るくそれぞれの性格も特長的ですごく面白かった。 今回、今まで私があまり意識していなかったラファエロの良さというか、意外な熱い一面が見ることができてそこが印象に残っている。ぶっきらぼうだけど兄弟思いの熱いやつだなあと思った。バケツ落としからの「カワバンガ」最高にかっこよかった!! あと、印象に残ってることは、タートルズたちのマスクにや「息子」や「憤」などの漢字が書かれていたことや、タートルズたちのファッションがなんかすごくかわいくてそこがいいなと思った。 ミケランジェロとラファエロはDJな感じで、ラファのほうが渋くて、マイキーはヒップホップ系。ドニーは相変わらずメカオタクで頭が良くて、レオナルドはしっかりしてて、武士のスタイル。四人とも似ているようで、個性が際立っていてそれぞれがそれぞれによかった。 タートルズのメンバーは全員好きです。四人でなんやかんや言いながらも仲良いところ、協力してるところが好きです。 2も公開されるようで楽しみ。 今度は劇場で見たい! ほなほな

MAMP覚え書き

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PCに開発環境を作るということで、MAMPを導入した。 導入まではインストールするだけで簡単だったんやけど、Virtual hostを増やす方法が最初よくわからなくて苦戦した。後日もう一度改めてやってみると、すんなりできたので、備忘録として、やり方を書いておく。 【 MAMP 】 MAMPは無料のものと、有料のMAMP PROがある。 今回は無料のものをダウンロードした。その際、インストールするときに、何もせずに進めてしまうと、MAMPとMAMP PROが両方ダウンロードされてしまう。 MAMP PROをダウンロードしないためには、 “インストールの種類”の項目のときに、下のタブ『カスタマイズ』を選択、パッケージ名のMAMP PROのチェックを外してから、『インストール』を押す。 インストール後の設定として、ポートを、“WebとMySQLのポートを80と3306に設定”というボタンを押して、設定した。 【 Virtual host 増やす 】 必要なファイル ① /Applications/MAMP/conf/apache/httpd.conf ② /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf ③ /private/etc/hosts(Finderのメニューから、移動→フォルダへ移動を選択して、出てきたウィンドウに「/private/etc」と記入して移動すると、hostsファイルがあるフォルダが表示される。) ----------------------------------- ① httpd.conf 574行目あたりの  # Virtual hosts #Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf ↓ # Virtual hosts Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf 2行目の#を外してインクルードを有効にしておく。 ② httpd-vhosts.conf ファイルの1番下に追記していく。 /* ↓もともとあるlocalhost *

デヴィッド・ボウイと私

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ボウイの訃報を聞いて、その瞬間は、ショックながらも、ああ、そうか、と感じたもののあまり実感もわかず、日々の流れに自分は引き戻された。 今日、疲れて家に帰ってきて、ふと、ボウイの音楽をかけたら何だか泣けてきて、ああ、もうこの人はこの地球上にいないんだな、と思った。 でも、冷静に考えると、ボウイの存在は地球上に留まらなかった気もして、彼の肉体は地球上になくなったけど、精神というかマインドは、私の中や、数々のファンの心に残り続けるから、さみしくはないと思った。 私がボウイを初めて見たのは、『ラビリンス 魔王の迷宮』という映画の魔王ジャレス様である。この映画を初めて見たのは子どものときだけど、ボウイ扮する魔王の魅力にすごく惹かれたのを憶えている。あと、ヒロインのジェニファー・コネリーのことも好きで、この当時はあの『フェノミナ』でジェニファーがあんな目に遭うとは知る由もなかった。 ボウイの話に戻る。 ラビリンスを見たときは、ボウイのことを歌手とも意識せず、ただただ魅力的な魔王の印象が強く残っていた。それから月日が流れて、レオス・カラックス監督の『汚れた血』を見て、そのときの挿入歌として使われている「modern Love」に衝撃を受けた。あのシーンは有名だけど、私も大変好きなシーンで、それからボウイの音楽も聴くようになった。 好きな曲はたくさんあるけど、特に好きなものは「modern Love」「Heros」「Changes」「Life on Mars」「Space Oddity」「Fashion」「Aladdin Sane」… キリがないし、まだまだ聞けていない。 でも、私はボウイの歌が特に好きというわけではない。私が好きなところは、彼の生き方である。あの独特の存在感、どこにも混じらずあのスタイルを貫いてきた彼の生き様が好きなのである。つい先日、新譜が出てたときもそんな話をしていた。新譜ももちろん聞きたいけど、自分は、ボウイの生き方や存在が好きだと。そういってた次の日ぐらいに訃報を耳にしたので、ショックだった。 「Heros」を聞くと、ニコ(ヴェルヴェッド・アンダーグラウンドのNiko)がこの曲を好きだとドキュメンタリーで言ってて、実際にニコのライブでも歌っていた姿を思い出す。いや、この曲ほんまいい曲だから、みんな好きだよな、と思う。気持

本音で生きる

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『本音で生きる』(堀江貴文著 SB新書 2015年) 印象に残ったことメモ ・「やり方」なんかそもそもない ・すべてが「トライアンドエラー」なのだと思っている ・30秒で終わるメールはすぐ返す。5分で終わる仕事は、片っ端から片づける。 ・今済ませられることは、今済ませてしまう ・長期ビジョンなど意味がない ・時間を効率的に使うなら「今やる」ことだ。 ・やりたいことは、“今”やれ! ・大事なのは、“Give,Give,Give” ・つまり、惜しみなく人に与えるということだ ・むかつく人やいらっとする人もいるけれど、それだけのこと。自分の人生にはなんの関係もない。 ・だから、気にせず、自分の思うこをやればいい 堀江さんの本を読むと、自分は無駄な時間を過ごしているな、と焦ってしまうんやけど、より時間を自分のためにうまく使うにはどうすればいいか、どういう考え方で自分がいれば、自分の好きな生き方ができるかなど、堀江さん自身が実践されていることが書かれているので、読んで身が引き締まる思いになる。 自分もできることは取り入れて、実践したい。けど、読んでいて結構疲れるので、これもぼちぼちやっていきたい。すぐやれ!と怒られそうだが、自分ペースでやる。 ほなほな

しないことリスト

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『しないことリスト』(pha著  大和書房 2016年) phaさんの本は読むと気が楽になるので大好きなんですが、今回新刊の『しないことリスト』という本を早速読んだので、メモがてら感想を書いておく。 まず、読んでいて特に印象に残った部分は以下の3つのリストです。 LIST6  読みっぱなしにしない ・できるだけメモを取るようにする。 ・単なる情報を血肉にするには、他人の目を意識して文章をアウトプットしてみるのが有効な手段だ。何かを身につけたいと思ったら、気にななることを自分で調べて、ブログなどで自分の言葉を使って説明してみよう。 これは、いつも本を読んでいて、ブログに書きたいなあと思っていてもなかなか読みっ放しで終わってしまうことが多かったので、ぜひ今後やっていこうと思ったので、今もこうしてすぐブログに書いた。ブログをたくさん書いているときは確かに言葉が出て来やすい感覚はある。なかなか書いていないと、何を書いたらいいか、どうしたらいいか書き始めの一文字がなかなか出てこず、一言、よかった、だけで終わりそうになってしまうので、どうよかったのかなど、そのときのタイムリーな自分の気持ちの記録も兼ねて、文章に残しておきたいと思った。 そもそも、私が映画のブログを始めたのもこの理由だった。映画が好きでたくさん見ていたのでが、ただ見て終わりだとなんかもったいない気がして、ここが面白かった、こんな気持ちになった、など自分の考えたことを残しておきたいなと思ったから始めた。あと、書いておいたほうが後からどんな映画やったっけ?と思ったときもすぐに思い出せるという利点もある。他にも、たくさんの映画作品や文学作品について、それらを好きな人たちと情報をシェアしたいという目的もあった。私は、映画好きの方のブログを読んだりするのも好きなので、自分のブログも読んでもらって、意見交換まではなかなかいかないかもしれないけれど、そうそう、それわかる!や、そういう見方もあるんかー、など他人の見方も知りたいので、そういうのを知るツールとして自分のブログも情報をアーカイブして記録したいと思った。 長くなったけど、まあ思ったことをたくさん書いていきたいと思った。 LIST16  イヤなことをしない ・自分が好きなことをひたすら続けてい