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2016.03.31

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蝉丸の好きな歌です。


これが都(京都)から東へ下っていく人も、都へ帰ってくる人も、顔見知りの人もそうでない人も逢っては別れ、別れては逢うというこの名の通りの逢坂の関なのだなあ。This place is rightfully called “the meeting place.” People traveling from Kyoto to the east, people coming home to Kyoto, people who know each others’ faces, and people who don’t?they all meet and say goodbye, and say goodbye and meet again.
("https://www.shigureden.or.jp/about/database_03.html?id=10"より)

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逢坂の関が実家の近所ということもあって、勝手に愛着も持ってる歌です。

5ヶ月にわたる訓練を経て、今まさに帰路に着こうとしているのだけれど、今回はただ帰るだけじゃなくて、帰りながら出発するということを同時にやっていて、せわしないっちゃせわしないんやけど、新しい生活が明日からまた始まる。

今年(今年度)は本当にいろいろなことがあった。始まりは最悪だった。うまく利用されるところから、命からがら逃げ出して、なんとか生きて行く道をみつけなればと思いながらも、新しい道を切り開きたくて、一歩踏み出した年だった。

デヴィッド・ボウイが亡くなったなあと思い返しながら、Modern Loveを聞きながらこれ書いてる。やっぱりこの歌好きや。この疾走感がいい。

5年(4年?)の時を経て東京に戻るのも、楽しみだし、たぶん、仕事はいろいろしんどいやろうけど、なんとかやってくしかないし、それよりも、親父のタバコといろいろ混ざった臭いの部屋から脱出できるというそんな単純なことだけでも嬉しい。

この4年間の間に、考え方や価値観も随分変わった。なんせ物を持ちたくなくなった。あんだけコレクターだった自分が。びっくりである。物がないのが楽で、気持ちが落ち着くということを体感して、もう物がたくさんある生活には戻れないなと思った。それくらい、物が無いっていい。確かに、どう…

拳師 〜The Next Dragon〜

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拳師 〜The Next Dragon〜 (武術)
監督:アントニー・シト 2008 香港

サモ・ハン・キンポーや、ジャッキー・チェン大好きなので、サモ・ハンが出てるアクション映画!と思って見た。
サモ・ハン自体は、そんなに出てない(アクション少なめ)なんやけど、その子どもたちが活躍するというストーリー。

すごいB級感があって(褒めてる)、カメラワークとか、『絞殺魔』みたいな感じで、画面のカット割りとかすごい多彩で、最近こんな撮り方してる映画逆にないな、というところに好感を持った。

サモ・ハンの息子役の子が二人と、その仲間たちが、武術学校で成長していく姿が描かれている。中国と言えば、これやなというような、武術の動き、型などをたくさん見ることができるので、そういうの見るの好きな人は楽しめると思う。

ストーリーは、何だかありがちな感じやが、子どもたちのアクションは見ていて、おお!と思うし、サモ・ハンがクライマックスでは出てきてくれるんやけど、やっぱり、あの貫禄とオーラはさすがと言わざるを得ず、迫力たっぷりだった。

でも、欲を言えば、もっとすごい、ド派手なアクションを期待していたので、期待ほどはいかなかった。しかし、武術学校の様子は、あんな学校が本当にあるんだろうなとイメージできるものだったし、アクションだけじゃなくて日常と成長を感じられる作品だった。

子ども役の人たちが、これから香港のアクション映画にどんどん出てくるんかな。期待。

ほなほな

バベルの学校

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バベルの学校 (la cour de Babel)
監督:ジュリー・ベルトチェリ 2015 フランス

フランスのパリにある、とある学校を舞台にしたドキュメンタリー映画。この学校には適応クラスというクラスがあり、そこでは24人のそれぞれ国籍の違う生徒たちが同じ授業を受けている。国籍の数は20。生徒たちは、家庭の事情など様々な事情でこの国に来ている。(亡命・貧困・虐待・移民・勉強etc...)

適応クラスでフランス語を学んだ後、普通クラスへの編入を自分の得意とする教科から行っていくというスタイルが取られている。
国籍も宗教も言語もバックグラウンドもそれぞれ違う子どもたちが、どのように学校で過ごしているかという授業の様子と、親と教師と生徒との三者面談の様子がほぼメインで話は進んでいく。

こういう映画を見るといつも思うことなんやが、日本には、本当に多様性がない。世界はこんなにも多様で、様々な人々が生きているというのに、日本では、その存在すら知らない、ないこととして放置されている、目を背けられていることがたくさんあると思う。日本人は単一民族だが、だからこそ、もっと外に向けて視野を広げていかなくてはならないのに、あまりにも外に目が向いていない国だとこの国に生きていて思う。この映画を見て、当たり前のように子どもたちの間で交わされる話が、宗教の対立の話であったり、差別の話であったり、世界が直面している問題の縮図を表していたりした。

他に考えたことは、私のパートナーはブラジル人で、日本とブラジルの間を行き来してきた人だから、この映画に出てくる子どもたちのように、様々な苦労が今までにあったのだろうな、とパートナーの苦労を考えたりしてると、何だか込み上げてくるものがあった。

日本も外国人も日本人も住みやすい国になってほしい。それにはまず、日本人の意識から変えていくいかないけど、なかなか日本人自身が変わることってないやろうなあ。自分の身に起こることでないと実感湧かんやろうし...。
自分はもっともっといろいろなものを見て、経験して、いろいろなことに挑戦して、いろいろな国に行ってみたい。

ほなまた

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 2015 アメリカ

昨年見たくてまだ見れていなかったバードマンをやっと見た。
好きか嫌いかだったら、まあまあだった。

印象に残ったところは、最後のほうまで途切れることなく続く長回しの撮り方。そして、ドラムの太鼓の音。常に緊張感が漂い、どうなるのかハラハラしながらも追ってしまう。

かつては『バードマン』で一世を風靡した主人公リーガンは、落ちぶれていた。落ちぶれたリーガンが、起死回生をかけて、舞台の演出、主演をやろうとする。演じる舞台は、レイモンド・カーヴァーの短編小説『愛について語るときに我々の語ること』。

見ていて思ったんだけど、これってリーガンのマスターベーションじゃないか。
俺ってこんなにすごい。俺を見ろ。娘が薬をやっているところを見つけると、俺に迷惑をかけるな。俺はただものじゃない。俺は超能力だって使える。

最後には、無責任なフィニッシュまで決めるのも、勝手だなあと思った。
かつて栄光を得た人の足掻きや苦悩を描いていて、そのリアルな撮り方で、面白いっちゃ面白いんやけど、別に、すごい、いい!とはならなかった。
コメディなんやけど、あんまり笑えへんかった。長回しは、すごいと思ったけど、話の内容は、あまり自分の中には盛り上がりがなかった。

ほなね。

あ、でも一瞬だけ、マルホランド・ドライブのあのシーンがきたときにはニヤリとしたなあー。おもろいと思った瞬間あった。

ほなほな