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Showing posts from March, 2020

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壁虎

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壁虎 The Lizard 監督:楚原 1972年 香港 ※内容を書いてますので、未見の方はご注意ください —————————————— ‪普段は冴えない刑事の岳華は怪盗壁虎として金持ちから盗んだ金を貧しい人たちに分け与えている。 壁虎は手紙で盗む物と時刻を宣言してその通りに盗み出す。 ある日、沈殿霞・顧文宗の結婚記念パーティーの際に夫人のダイヤのネックレスが壁虎の予告通りに盗まれる。 警察官のチーフの羅烈が綿密な操作により、正体がバレそうになる岳華だったが、上司の楊志卿の孫娘で友達の陳寶珠の機転により、助けられる。 ここで陳寶珠は壁虎の正体を知ることとなる。 刑事の岳華は普段は口ごもった話し方をし、冴えないふうを装っているが、賭博場でイカサマをしている馬劍棠のことを見破り反対に大負けさせたり、町の人々の役に立つことを知られないように行なっている。 正体を知った陳寶珠は壁虎の岳華と一緒に悪者から盗んだお金で募金をしたりする活動を行う。 ある日、陳寶珠は羅烈にその美しさを認められた嫁にされそうになる。羅烈が日本へ出張へ行っている間に結婚の話をつけておけと言われた馬劍棠は楊志卿に昇進させる代わりに孫娘の陳寶珠を羅烈の嫁にしろと脅す。とっさに楊志卿は陳寶珠は岳華と結婚すると話す。それを聞いた馬劍棠は邪魔な岳華を壁虎に仕立て上げて逮捕してしまう。 何とか岳華を救い出すために楊志卿は馬劍棠を第二の壁虎として仕立て上げることで岳華の容疑を晴らそうとするが、帰国した羅烈にばれてしまい、楊志卿・陳寶珠・鄭康業は捕らえられてしまう。 岳華は羅烈に捕らえられてしまった3人と交換に日本領事の陳濠を誘拐し人質とし交渉するも、羅烈たちに囲まれ全面対決に。 楊志卿・鄭康業は亡くなってしまうが、陳寶珠の投げたナイフにより羅烈は倒れる。 満身創痍の岳華と陳寶珠が寄り添い劇終。 【印象的に残ったところ】 ・壁虎かっこいい! ・リエさんが悪役で鋭くて嫌なやつなんやけどこちらもかっこいい! ・ホァさまの鄭龍時と壁虎時の違いが良い ・壁虎が黒でリエさんの衣装が白で対になってて良い(リエさん潜入時は黒衣装。これも良い) ・リエさんおふざけなし ・陳寶珠のアクションすごい ・武術指導は袁祥仁さん ・後から知ったが袁ファミリー出

侠士行

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俠士行 The Long Chase 監督:何夢華 1971年 香港 羅烈が皇帝を暗殺した岳華を追いかける話。 刺客に皇帝を殺された罰として羅烈は処刑されそうになるが、過去に功績を挙げていたことから、もう一度チャンスを与えられる。 5日以内に皇帝を殺した犯人生捕りにするようにお上から命令される。 岳華は山で山賊に奇襲された男から、死に際に判事に手紙を渡してほしいと受け取る。    岳華は民衆のために戦う侠客でking of flying daggerの使い手として知られている。そのため、皇帝殺害現場に残していったdaggerから岳華の犯行と羅烈に容疑をかけられていた。 岳華は立ち寄った客棧で羅烈に捕まりそうになるが、先程山で山賊に襲われた亡くなった人になりすます。偶然そのなりすました人がこの客棧の主人の甥っ子だったことから、主人と娘(李菁)が芝居をしてくれて、何とか羅烈に捕まらずにその場を乗り切る。 岳華の正体がわかった後も、客棧の主人と娘は岳華に協力する。羅烈は岳華をまだ疑い続け、一緒の客棧に宿泊する。 一方その頃、山賊たちはターゲットを殺したと思っていたが、客棧にその人物がいたことから、殺していないと判断し、岳華の命を狙うことにする。 岳華は山賊と羅烈両方から追われている状態になる。 山賊に襲われる途中、山賊が岳華をおびき出すために、岳華の格好をして現れたことがあった。これにより、一瞬羅烈の岳華に対する疑いは晴れたが、最終的に、李菁が山賊の人質になってしまい、李菁を助けるときに、岳華が証拠となるdaggerをやむを得ず使うこととなり、その結果、羅烈は岳華を逮捕する。 岳華は逮捕されたが李菁の命は助かった。 一夜明けて、山賊に父親を殺された李菁は、岳華と一緒に行きたいというが、岳華は断る。 羅烈と岳華が町を出ようとすると、山賊の親分と残党たちが立ちはだかった。手錠をされつつも軽い身のこなしで山賊を次々と倒す岳華。途中危うくなった羅烈のことも何度も助けた。 山賊たちを一掃し、羅烈の剣を羅烈に渡しながら、「行こう」という岳華。 羅烈は岳華の手錠を壊す。李菁と一緒に健やかに過ごすようにという羅烈。 「お上に何て言うんや?」と尋ねる岳華に対して、刑事の印のような鉄の印を剣で斬り、刑事を辞めると言う羅烈。岳華の

白玉老虎

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白玉老虎 Jade Tiger 監督:楚原 1977年 香港 ※ストーリーの内容に触れていますので、未見の方はご注意ください ———————————— 古龍原作。 狄龍は毒の武器を作ることで有名な唐家に父親の仇を取るために潜入する。 冒頭、狄龍と蕭瑤の婚礼の日に、狄龍の父親が首なし死体で発見される。 父親の仇を取るために、狄龍は家を出る。途中、‪爾冬陞‬(唐玉)に出会うが、命を狙われたことにより、逆に‪爾冬陞‬を誘い出し殺害する。 唐家に‪爾冬陞‬の友人として死体を届ける。そこに行方がわからなくなっていた谷峰が姿を現した。 谷峰は狄龍の父親の首を唐家に持って行き、唐家の信頼を得てスパイとなり、唐家を滅ぼすために潜入していたのだった。 谷峰が持ち去った“白玉老虎”の中から出てきた紙に、狄龍の父親からの秘密事項が記されていた。 実は、狄龍の父親は自ら首を切り、谷峰に指示をし、谷峰の唐家潜入のための犠牲となっていた。父親が記した紙には、狄龍に谷峰を守るようにと書かれていた。 事実を知った狄龍は、唐家の信頼を得るために施思(唐羽)と結婚する。それを聞きつけ狄龍の実際の妻と妹(李麗麗)が唐家に押しかけ修羅場となる。 別人になりすまして唐家に潜入していた狄龍は、妻や妹のことも知らないとシラを切る。狄龍のことを疑っていた羅烈は妻を殺せば金をやると狄龍に言う。どうしようか逡巡している狄龍に対し、ショックを受けた妻は狄龍の持っていた剣で自分を刺し自害してしまう。 ショックを受ける狄龍。夜に白い着物を着て妻を追悼する。そこへ岳華が現れる。岳華は事実を知っていた。 ついに、狄龍の正体が羅烈にばれてしまったことにより、唐家との全面的な戦いとなる。ここでも狄龍の命を助けた施思が自害してしまう。 羅烈は先にスパイとして潜入していた顧冠忠(西施)に殺される。最後まで残った岳華は谷峰に後ろから刺されたことがきっかけとなり、その後さらに刺されて死亡。 最後は家でたくさんの位牌の前で拝む狄龍ら生き残った人々。唐家を滅ぼしたものの、唐家で狄龍の命を救った岳華や施思、そして妻や多くの犠牲者のことを思うと、争いに疑問を抱かざるを得ない。喜ぶ身内をよそに暗い表情の狄龍。 “いつかこの世界の悪意や戦いにうんざりする日が来るのだろうか 私は

明月刀雪夜殲仇

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明月刀雪夜殲仇 Pursuit of Vengeance 監督:楚原 1977年 香港 ※ストーリーの内容に触れていますので、未見の方はご注意ください。 —————————————— 古龍原作。 マジック・ブレード(天涯名月刀) の続編。 狄龍は萬馬堂の屋敷に7人の侠客の1人として呼ばれた。萬馬堂の主人の張沖は、7人の侠客に対し、かつて有名だった“Shen dao school”が白天羽の20年目の命日に復讐のために萬馬堂を根絶やしにしようとしているかもしれないと話す。張沖は7人に調査を依頼するが、そんな最中、萬馬堂で殺人事件が起こり、狄龍自身も命を狙われることになる。 事件の真相を突き止めるため、狄龍と劉永は20年前に殺された白天羽の殺害に関わった6人の人物を探す。 実は狄龍は白天羽の息子で、父親の仇を取ろうとしていた。狄龍は母方の姓(傅)を名乗り、父親が殺されたことを忘れないために、“紅雪”と名付けられた。 萬馬堂の面々と戦うも、最後に残った張沖に誰がとどめを刺すかで羅烈と揉める。 狄龍の刀でとどめを刺したものの、羅烈の怒りは収まらず、狄龍と戦うことに、劉永の案でズボンを脱がせたほうが勝ちということになり、狄龍が羅烈の着物の下側を破り取り勝利、となるはずが、羅烈は「そもそもズボン(パンツ)穿いてへんし、負けとかないし」みたいなことを言い放ち、尻丸出しで去って行く〜羅烈の尻劇終 【印象に残ったところ】 ・今回、狄龍のブレードクルクル少なめ ・劉永さんかっこいい ・次から次に狄龍の命を狙う人が出てくるんやけど、別人の顔のマスクしてるから誰かが死んでも本人か信用できない ・40歳の阿飛(‪爾冬陞‬)もいた ・リエさんが風呂入りながら登場した時点で尻フラグやと思ったんやけど、期待を裏切らない尻エンド ・ほんまに尻出すの好きやな —————————— 尻劇終はリエさんがやりたかったのか、楚原監督がやりたかったのかしりたい。

降頭

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降頭 Black Magic 監督:何夢華 1975年 香港 南洋邪術片。 そもそも、“降頭”とは何ぞや?と思ったので調べてみたら、詳しく書いてくれているサイトがあった。 “降頭術は中国南方の各省や東南アジア諸国で行われる呪術である。降頭術を実施する呪術師を降頭師という。 降頭術には様々な種類があるが、呪物として人骨、血液、頭髪、爪、胎児など、人体の全部または一部を用いることが多いという共通性がある。 降頭術は邪悪な呪術であるとは限らない。恋愛成就や金運向上をもたらすような願望を叶えるための降頭術も存在するからだ。 しかし多くの場合は降頭術は他人を害し、場合によっては呪い殺す恐ろしい呪術であると考えられている。 降頭術には様々な種類があるが、薬降、飛降、鬼降の3種類が主流である。” (「中国の怪情報: 呪術のるつぼ「降頭術」とは何か 」ページより引用させていただきました) 五毒降頭と呼ばれる薬降もあるらしい! 本作はこのような降頭術を使う降頭師の谷峰が降頭術を使って人を殺したり好きにならせたりする話。 ※ストーリーの内容に触れていますので未見の方はご注意ください ———————————— 羅烈は未亡人の恬妮に惚れており、恬妮とその遺産目当てで近づこうとするも、恬妮に相手にされず、友人から降頭術を使うことをアドバイスされ、谷峰の元へ出向く。 谷峰の家は森の奥にあり、その途中で喉が渇いた羅烈はココナッツの汁を飲んでしまう。これが後々命取りになる。 谷峰に依頼をし、目当ての女性の髪の毛と泥の足型を用意するように言われ、用意する羅烈。羅烈は、その泥の足型を使って作ってもらった人形を恬妮の家にベランダに吊るし、髪の毛を使って調合した薬を恬妮の飲み物に混ぜて飲ませることに成功する。 そのお陰で恬妮は羅烈に惚れ、一夜を共にする。 ところが、朝になり吊るしていた人形の紐が切れて、術も解けてしまう。我に返った恬妮に問いただされ、降頭術を使ったことを話す羅烈。これを聞き、恬妮も降頭術を使うことを思いつく。 恬妮は狄龍に惚れていた。だが、狄龍は李麗麗という婚約者(途中で結婚した)がおり、恬妮に目もくれない。しかし、諦めきれない恬妮は谷峰に依頼。 金はあるので必要なものを揃え、狄龍が自分のことを好きになる術をかけても

少林拳王子

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少林傳人 Shaolin Prince 監督:唐佳 1983年 香港 皇帝が殺され、2人の皇太子(狄龍・‪爾冬陞‬)は逃げ延びた。狄龍は少林寺の破戒僧3人に育てられ、‪爾冬陞‬は宰相の谷峰のところで育てられる。 20年後、自分たちの命を狙う白彪に2人は挑む。 【印象に残ったところ】 ・火將のエジーがハハハハって笑いながら出てきて、それだけですごくかわいい ・炎の武器ぶん回す ・頭に触覚みたいなんついててかわいい ・破戒僧の3人がかわいい ・ティさまもかわいい ・トンシンちゃんのやられ演技 ・羅漢陣 ・ギミック神輿 ・白彪さんの死に方 ———————————— 本作のティさまかわいくて好きやった。 予想以上にコメディ要素強めで楽しい作品でした。

索命

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索命 Spirit of the Raped 監督:桂治洪 1976年 香港 ※ストーリーの内容に触れていますので、未見の方はご注意ください。 —————————— 正統派王道リベンジホラー。 劉午琪は夫の林偉圖とバスに乗っている時に、バスジャックに遭う。結婚資金などを巻き上げられ、さらに林偉圖はバスジャック犯の1人である王鍾に殺されてしまう。 悲しみに暮れる劉午琪だが、葬式の際にたくさんの人々からお金を恵んでもらう。そんな中、新聞でこの事件を知った王俠は金になると踏み、劉午琪の元を訪ねる。親切に接し、劉午琪の信頼を得た王俠は、劉午琪に銀行に金を預金させるように仕向け、銀行の前で偶然を装い劉午琪と出会い、そこでぶつかった際に、金をすり替えて盗んだ。王俠はこのすり替えて盗む常習犯で他のところでも悪事を働いている。 有り金全部盗まれた劉午琪は茫然自失してしまう。 その後、劉午琪は知人の勧めで社会福祉局へ行った帰りに、ひったくりに遭う。ひったくりをしたのは、王俠の知り合いの田青。ひったくりに遭い助けを求める劉午琪を助けたのは、田青の妻である劉慧玲。劉午琪をうまく自分の家へ連れて行き、幻覚が見える薬を飲ませる。幻覚で田青が夫に見えた劉午琪は、田青とセックスしてしまう。 劉午琪はそのまま無理やり娼婦として働かされることになる。隙を見て窓から逃げ出した劉午琪は赤い色の死装束を買い、それを着て夫の墓へ向かう。 身も心もズタボロになった劉午琪は、幽霊になって自分や夫を殺した人たちに復讐をすることを決意し、墓の崖から飛び降り自殺をする。 劉午琪は腐って両目玉がないひどい状態で発見される。死ぬときに着ていた赤い服を見つけた仏門のおばちゃんが、赤い服を持ち帰り、念仏をあげてくれるが、怨念は強く、服から血を流しながらも復讐を遂げていく。 王俠 ...目玉を自分でくり抜くよう霊に唆される。自分で自分の目をえぐり出そうとするので病院に収容されるも、脱走。外の柵に自分から両眼を突き刺して目玉を取り出す。 田青 ...妻の腹が異常に膨らみ頭がおかしくなって襲ってくる。妻を殺し、何とか解決する。しかし、その後連れ込んだ女の子に幻覚剤を飲ませようとするも、自分のグラスに多量の幻覚剤入れられ、気づかず飲む。性器が熱くなりすぎて耐えられなくなり、自

邪咒

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邪咒 Curse of Evil 監督:桂治洪 1982年 香港 動作設計:袁祥仁 ※ストーリーの内容に触れていますので未見の方はご注意ください。 ———————————— とある町の路地の奥に古い大きな屋敷があった。屋敷には施家の子孫が住んでおり、彼らはもともとこの地域で最も裕福な人たちだった。しかし、施家では20年前に13人の家族が殺される事件が起きていた。13人の遺体は家の裏の井戸の中に投げ捨てられた。 母親と子供1人だけが生き残った。 施家の祖母(王萊)の50歳の誕生日パーティーが開催されている。ここに親戚一同集まるんやけど、この後、次々と人の肉を食べる蛙や、謎の這いずりモンスターに殺されていく。 竜の呪いなどの噂が出るが、実際は祖母が犯人だった。祖母は20年前施家のお手伝いとして働いていた。 事件の際、偶然殺されずにすんだ祖母(実際は施家の人間ではない)は逃げ延びて、施家の人間として生きていた。 祖母は実の子供が死んでから、頭がおかしくなり、自分の部屋から井戸へ繋がるトンネルを掘っており、井戸の横の隠し部屋で子供の遺体の骸骨を抱いていた。 隠し部屋で祖母を見つけたマグノリア(孫娘)は祖母に襲われ殺されそうになるが、叔父の王清河に助けられる。叔父に事件の真相(秘密)を明かされる。 20年前の事件の際に祖母の子供は殺されてしまっていた。王清河は自分の息子を王萊(祖母)の子供として育てることで施家の財産を相続する提案をした。 施家の子供は20歳になると遺産が相続されるため、20歳になったら殺されていた。まだ19歳のマグノリアは生き残った。 マグノリアは祖母の実の孫ではなく王清河の孫だった。(王清河の息子の子供) 祖母は足が悪く車椅子の生活をしていたが、実際足は医者が治しており、歩ける状態だった。だが、自分がやっていることがバレないように車椅子でずっと生活をしていた。この足を治した医者に祖母が金を払い、這いずりモンスターの着ぐるみを着てもらって殺人を依頼していた。 最後に這いずりモンスターの中の医者に襲われ殺されそうになったマグノリアだったが、何とか医者を撃退する。 ナレーションが、“精神を病んでる人は見た目ではわからない。あなたの隣人がそうかもしれない”と言い劇終。 【印象に残ったとこ

飛狐外傳

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飛狐外傳 Legend of the Fox 監督:張徹 1980年 香港 ※ストーリーの内容に触れていますので、未見の方はご注意ください。 ————————————— 金庸原作。 胡斐(錢小豪)が罠にかけられて殺された父親(鹿峰)と、後を追って亡くなった母親(潘冰嫦)の仇を討つまでの話。 なぜ父親は死んだのかなど18年前の話を黎友興が錢小豪に語って聞かせる。 回想シーンも交えながら物語が進んでいく。 錢小豪の父親の鹿峰は腕の立つ剣士で妻の潘冰嫦は出産間近の妊婦だった。2人は客棧に立ち寄り、そこで潘冰嫦は出産する。その時立ち合った医者が余太平。 郭追と江生が鹿峰の元へ挑戦にやって来る。 2人の仇が鹿峰と言っていたが、実際は違って、その誤解を晴らすために鹿峰が郭追へ手紙を書いて渡すが、江生が手紙を郭追へ渡らないようにしてしまい、郭追は誤解だと知らないままになってしまう。 手紙を渡したのに、まだ挑戦に来る郭追に対して、挑戦を受けることにした鹿峰。 2人の剣術は素晴らしく、どちらも互角で、数日間に渡って決着がつかなかった。 お互いが力を認め合って来たところで、江生の策略により、2人ともの剣に毒が塗られる。その剣で腕を少し斬られた鹿峰が亡くなってしまう。死ぬ間際に毒が塗られて罠にかけられたと気づくも、時既に遅し。妻も鹿峰の後を追って自殺してしまう。 茫然とする郭追。 江生は生まれたての赤ちゃんの錢小豪も今後問題となる可能性があるため殺すよう指示。客棧で働いていた黎友興がとっさに赤ちゃんを連れて逃げたことで、錢小豪は死なずに済んだ。ここまでが回想シーン。 18年後、18歳になった錢小豪。 雨宿りのため入った屋敷で偶然郭追や江生と出くわす。 郭追と江生は敵対関係になっており、郭追は江生の罠により、両目を薬で見えないようにされてしまう。 郭追とやりとりし、郭追の人柄に触れた錢小豪は郭追の目を直すために、薬を専門に作れる人がいるとの情報を聞き、探しに行くことに。 黃敏儀に助けてもらいながら、薬の専門家を探すが、実際は黃敏儀がその専門家だった。黃敏儀の家族から攻撃を受けたりするが、錢小豪は何とかかわし、黃敏儀と一緒に郭追の元へ帰る。黃敏儀の治療の甲斐あって郭追の目は治る。 郭追が両親を殺した相手だと分か

邪 ゴースト・オーメン

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邪 Hex 監督:桂治洪 1980年 香港 ※ストーリーの内容に触れていますので、未見の方はご注意ください。 ———————————— ある屋敷に住む夫婦にまつわる話。 妻の恬妮は病を患い床に伏せっている。婿入りした夫の王戎はDV夫で召使いの女性に怒鳴り散らしたりするので、召使は辞めてしまい誰も居つかない。 ある日、昔母がこの屋敷に仕えていたと話す陳思佳が召使いとしてやってくる。陳思佳は王戎の言動に反抗したことでレイプされたり、酷い扱いを受ける。 DVに耐えかねた陳思佳は、ある雨の夜に恬妮と協力して王戎を殺してしまう。そして、家の裏の池に捨てる。やっと平穏が訪れたと思ったが、今度は王戎の幽霊が現れ、恬妮を苦しめる。幽霊に苦しめられ、病が悪化した恬妮は亡くなってしまう。 恬妮の葬式になぜか死んだはずの夫の王戎がいる。 実は王戎は死んでなかった。召使いの陳思佳と王戎は恋人同士で協力して恬妮を殺すために共謀していた。 恬妮が死んで再婚した二人は遺産を相続し、金持ちになる。ところが、ここから恬妮の幽霊の復讐が始まる。 恬妮の幽霊に襲われて、王戎は死んでしまう。 陳思佳はお祓いをするため、祈祷師を呼んで、ストリップ降霊術をしてもらう。全裸で踊り狂う女性に恬妮の霊が降りてきて、それを祈祷師のおばさんが叩いたり、口に含んだ犬の血をぶっかけたりというプレイスタイル。 その後、陳思佳も頭を丸め、全裸で身体に経文を書いて待機する。恬妮の幽霊が来たら、お経を唱えるように言われる。 恬妮の霊が現れる。必死にお経を唱える陳思佳だが、両耳を引きちぎられて、耳なし芳一状態に。 恬妮の霊は去っていったが、陳思佳は狂人になってしまう。 事件の真相としては、恬妮の霊は実際は、恬妮の双子の妹がやっていたことだった。恬妮の妹は恬妮から手紙を受け取り、惨状を知り、屋敷に忍び込んだ際に、王戎と陳思佳が共謀して姉を殺そうとしていることを悟る。姉は死んでしまったが、妹は復讐のため、姉の幽霊の振りをしていた。 【印象に残ったところ】 ・冒頭30分ずっと夫の王戎のDV映像が続くのでしんどい ・幽霊を使ったどんでん返しすごい ・物売りの韓國材が罪ないのに殺されてかわいそう ・ただ、メインは確実に全裸狂い踊りシーン ・ここ最高に良かった ・これ

多情剣客無情剣

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多情劍客無情劍 The Sentimental Swordsman 監督:楚原 1977年 香港 ※ストーリーの内容に触れていますので、未見の方はご注意ください ——————————— 古龍原作。 (wikiより設定引用+役者名追加) “主人公・李尋歓(狄龍)には相思相愛の恋人(余安安)がいたが、友人(岳華)がその女性を愛していると知り、自身は身を引いてしまう。だが、良かれと思って行ったことは決して良い結果をもたらさなかった。李尋歓はかつての恋人を忘れることができず悩み続け、今は人妻となった女もまた李尋歓への思いを忘れられずにいる。また、その友人は李尋歓に負い目を感じるとともに、自分より男として優れた彼に劣等感を持ち続けるのだった。 物語は、長年故郷を離れていた李尋歓が阿飛(‪爾冬陞‬)と名乗る謎の青年と出会い、親友となるところから始まる。そして、阿飛と一緒に行動しているうち、李尋歓は二度と会うまいと思っていたかつての友人、恋人とも再会を果たしてしまうのだった。” 【何となく理解しているあらすじ】 10年前に岳華に命を助けてもらった狄龍は岳華に恩を感じている。狄龍は愛している余安安を想いながら木彫りの人形を彫っては土に埋めている。従者の樊梅生と共に放浪の旅に出ている。 梅花盗という危険人物が現れ世間を賑わしている。梅花盗は以前犯罪をたくさん犯していたが、姿を消していたが、最近また現れたとのことだった。 客棧で命を狙われた狄龍だったが、‪爾冬陞‬が現れ一緒に戦う。 なんやかんやあって梅花盗対策として、剣でも斬ることの出来ない“金絲甲”を強漢から狄龍は受け取る。 その後、井莉が現れ、金絲甲を奪われそうになるが、撃退する。だが、酒に毒を盛られていたため、狄龍は瀕死状態に。偶然出会った医者に助けてもらう。 岳華が梅花盗に襲われたと聞いた狄龍は屋敷へ向かう。そこに井莉がいた。井莉は父親を殺した梅花盗へ復讐をするため、梅花盗を殺した者と結婚すると言っている。そのため腕に自信がある者たちがたくさん集まっていた。 狄龍が梅花盗と疑われて襲われることが何回か起きる。 ‪爾冬陞‬が狄龍の危機になるとどこからか助けに来てくれる。 梅花盗は岳華だった。 なんか少林寺から武術の書物を盗み出して、武術を極めて頂点に立とう

武侠怪盗英雄剣(楚留香)

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楚留香 Clans of Intrigue 監督:楚原 1977年 香港 古龍原作。 怪盗楚留香(狄龍)が事件を解決していく話。 神水宮から盗まれた毒薬で武林で名高い3人が殺された。苗可秀に神水宮から毒薬を盗めるのは、狄龍しかいないと言われた狄龍は事件の犯人を探すため動き始める。 【印象に残ったところ】 ・狄龍演じる楚留香は鼻が悪い設定なので、点鼻薬を差している描写があって鼻炎なりやすい身としては親近感沸いた ・無翼蝙蝠を想起させる谷峰の蝙蝠柄に見える服の模様 ・岳華の無花和尚むちゃくちゃ良かった ・無花和尚を知って自分のセクシュアリティと重ね合わせてシンパシーを感じて元気出た ・ホァさまの演技いつ見てもすごい ・琴を湖に投げ捨てるシーン好きやった ・お墓でティさまが死体の腕バリバリ食べるところ良かった ・死体の腕はレンコンあめらしいです ・食べてみたい ・ストーリーの展開が早くて人も多いからちょっとややこしいんやけど面白かった ・凌雲さんの殺し屋も不器用な感じでかわいかった ・貝蒂さんは本作でも男性に興味がない役 ・神水宮のセットが楚原ランドって感じだった(イメージ) ・ブランコ劇終 ・終わり方すごい好きやった ———————————— キャラクターが多いのでもっと把握したいのと、面白かったのとで、すでにもっかい見たい作品です。 これも原作読んでみたい。

九子天魔

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九子天魔/妖魔奇兵 The Demons/The Nine Demons 監督:張徹 1984年 香港 敵に襲撃され、父親と友人の父親(師匠)を殺された程天賜が復讐する話。 敵から逃げる途中で、地面から煙がたくさん出てるエリアに辿り着き、地下の謎の空間に落ちた程天賜は地獄の黒王子と出会う。黒王子に望みを聞かれ、復讐したい旨を伝える程天賜。 黒王子は力を与える代わりに、子鬼を9人取り憑かせるという。承知した程天賜は変身し、9つの髑髏(子鬼)がついたネックレスをしている。子鬼には定期的に血を吸わせる必要があって、そのために、娼婦や敵の賊を提供する。 だいぶ経って、鹿峰と江生が登場する。どちらも敵。 江生は結構早めに血を吸われて死んでた。 鹿峰とは水面を滑りながらのバトルが開始する。 途中で程天賜が黒魔術で水面を凍らせたりする。 子鬼も解放して敵に噛み付かせる。 鹿峰に勝った程天賜だったが、悪魔に取り憑かれているので、何とかしようってことで、お坊さんが出てきて念仏を唱えて子鬼たちを封じる。 程天賜も自分で爆破する。死んだ?と思ったら程天賜が出てきてくるくる回って劇終。謎。 【印象に残ったところ】 ・程天賜めっちゃ楽しそう ・わけわらんむっちゃB級(褒めています) ・この時代の張徹の脳内どうなってたか気になる ・子鬼たちが結構わーきゃーうるさくて可愛くない ・映像がチカチカしてて目むっちゃ疲れる ・体によくない映画 ・謎の水上対決 ・程天賜の変身服は可愛かった ———————————— 楽しいんやけど、映像がチカチカすごいするので、疲れる映画だった。

碧血剣

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碧血劍 Sword Stained with Royal Blood 監督:張徹 1981年 香港 金庸原作。 郭追の父親は無実の罪で処刑されるが、郭追は命を助けてもらい、山で生活をしている。 17歳になった郭追は洞窟で偶然金蛇郎君(龍天翔)の骸骨を見つける。その地中に埋められていた金蛇の秘伝書と剣も見つけ、郭追は金蛇剣法を独学で習得する。 山を降り、食事をしていると偶然文雪兒と出会う。文雪兒は反乱軍の金を盗んだことから、追われていたが、郭追に助けてもらい、金を半分郭追に渡す。 半分もらってもいらないので、郭追が金を返しに行ったら、そこは温家だった。 郭追と文雪兒が仲良くしていると、やけに江生が怒っている。江生は文雪兒の兄(実際は従兄弟)。 王力が祖父、叔父に余太平、鹿峰、兄に朱客さんがいる。 文雪兒と郭追は義兄弟の契りを結ぶ。 王力に力を試されたときに、文雪兒の母の井莉は金蛇剣法に気づき、郭追に龍天翔の話をする。龍天翔は井莉の夫だった。 温家に家族を殺害された龍天翔は復讐のために、温家の人間を殺し、井莉を人質に連れて帰るが、次第に龍天翔と井莉は惹かれ合う。話をしに温家に行くが、龍天翔は毒(意識がなくなる薬?)を盛られ、温家五行陣(温家の5人がぐるぐる周りを囲んで攻撃してくるフォーメーション)に殺されてしまう。 事実を知った郭追は温家五行陣に挑む。 文雪兒に盗まれた金を取り返しにきた、郭追と同じ華山派の朱鐵和が現れたことから、共闘することになる。 【印象に残ったところ】 ・郭追がむちゃくちゃかっこいい ・くぉちゅみがない ・かっこいいしかない ・最初にクォさんがフワフワの服着ててかわいい ・文雪兒が最初男装してることに全く気づかず字幕が間違ってると思っていた ・江生は基本怒ってたが、怒っててもかわいい ・温家五行陣かっこいい ・温家五行陣とクォさんのアクションすごい ・クォさんのアクションすごい ・クォさん無双 ———————————— とにかくクォさんがかっこよくて、みんなのアクションがすごい! 原作も読んでみたくなった。

流星胡蝶剣

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流星蝴蝶劍 Killer Clans 監督:楚原‬ 1976年 香港 大組織の龍門会のボスの谷峰を狙う殺し屋と、谷峰を命懸けで守る人と、命懸けで逃げる谷峰の話。 【印象に残ったところ】 ・ユエ・ホアを誘惑するチュー・ユアン監督← ・ここにきて王鍾さんをちゃんと認識したかもしれん ・生ける屍くもっち ・ダメっち(良い) ・姐御に襲われる ・羅烈さんが早めに退場してしまう ・ホァさまの縄縛りシーンもうちょっとほしい ・ホァさまの本性(?)が現れてから、がらっと顔つきが変わるのが良い ・動作設計は袁祥仁さん、唐佳さん ・15年も地下水路で待機とかすごい ・やられる谷峰がセクシー ———————————— この映画谷峰が主役? 裏切りいっぱいでちょっとハラハラするけど、楽しかった。

魔 デビルズ・オーメン

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魔 The Boxer's Omen 監督:桂治洪 1983年 香港 キックボクシングで弟(王龍威)を再起不能にされた兄(高飛)の復讐とタイの仏教vs邪教の争いが並行して進んでいく。 弟の仇をとるためにタイヘ行く高飛。その前の晩に家で謎の光を目撃し、偶然その光が発信されている場所を見つける。そこは寺院だった。 その寺院で高飛は即身仏になろうとしている清照大師に前世の双子と教えられ、大師が即身仏にならないと高飛も死ぬから助けて欲しいと頼まれる。 ここから、 蠱 のラストの空港での回想シーンが始まる。 最初は信じなかった高飛だが、ホテルで口からウツボを吐き、大師の話を信じ出家する。 すごい修行をする。 マッグーソ(邪術師)と対決する。 ゲロを吐いて食べてまた吐くを繰り返す。 ゲロからなんかエイリアンみたいなんが出てくる。 首にゲロを塗って針みたいなんを刺して首だけのなんかになったマッグーソの触手に巻きつかれる。 なんか超常現象が起きて勝つ。 高飛は香港へ帰国。 恋人とセックスし早速戒律を破る。 キックボクシングで弟を不正に倒した相手をサイキックやられながらも何とか倒す。 呪いをかけられているので幻覚が見える。 もう一度タイヘ行って現状話す。 戒律を破ったことを指摘されるが逆ギレする高飛。 ネパールへ行って「舎利」を手に入れるよう教えられる。 地下寺院でワニの体内から作られた女と対決する。 ピンチの時に大仏から現れた人と合体して倒す。 青い汁をドバドバ出す女。 女が死に際に産んだ3人が高飛に呪いをかけたマッグーソの一味だった。 3人は自分たちが死ぬのを代償に新たな一つ目毛虫恐竜のようなモンスターを生み出す。 目を攻撃されて大ピンチだが、他の仏像が手に持っていた法具を投げ、毛虫恐竜大爆発。 高飛の両眼から針が取れ、目にかけられた呪術が解ける。 大師の即身仏が完成する。 大師に手を合わせ、寺院を去る高飛〜劇終 【印象に残ったところ】 ・呪術対決のところは全部すごかった ・呪術対決のインパクトがすごい ・サイケデリック ・トリップ感覚 ・脳魔と一緒の音楽使われてるところがあった ・動作設計朱客さん ・色も綺麗 ・気持ち悪いんやけど気持ち悪くない ・蝙蝠やモンスター系はかわいい

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蠱 Bewitched 監督:桂治洪 1981年 香港 南アジアへの旅行先で出会った女に関わったことで呪われてしまう艾飛さんとその呪いの真相を捜査する黃錦燊さんの話。 【印象に残ったところ】 ・呪いの種類がむっちゃ多い ・死体から取り出した血で作った油(?)のようなものをネックレスに仕込む ・艾飛さんが頭おかしくなってきて娘殺しちゃうところ(殺すように仕向けられるところ) ・旅行から帰ってきたら性的不能に ・悪魔を見分ける星座盤のようなもの ・悪魔の使いの蝙蝠ちょっとかわいい ・蛆虫が腹から沸いて出てくる呪い気持ち悪かった ・捜査する黃錦燊さんも檸檬降やられる ・檸檬降お手軽すぎて怖い ・ポータブル祭壇 ・呪われるとレバーを生食い ・顔が膨れる ・僧侶にブッダマシンのような後光 —————————————— ありとあらゆる種類の呪いをかけられる。 うかつに知らん人に声かけへんほうがいい。 蛆虫と汁がたくさん出る系グロでした。 大変面白かった。

書剣恩仇録

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書劍恩仇錄 The Emperor and His Brother 監督:楚原‬ 1981年 香港 金庸原作。 原作を読んでいないので、最初の説明全然ついていけへんかったけど、狄龍と白彪さんが兄弟ということはわかった。 【印象に残ったところ】 ・孫建がキレ者の役 ・ワンファー目立つ ・狄龍は反清組織の紅花会のリーダーになった ・顧冠忠さんが人妻を愛してしまい腕を自傷しまくり ・極悪非道羅烈に上手いことやられ、谷峰の息子殺されてしまう ・出家した顧冠忠さんが助けに来てくれる ・腹ぺこ白彪 ・最後は足場を船にしてゆったり脱出 ・何もできず悔しがる羅烈さん ———————————— 登場人物が次々に出てきて把握しきれへんかった。

マジック・ブレード

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天涯明月刀 The Magic Blade 監督:楚原‬ 1976年 香港 古龍原作。 狄龍がとにかくかっこいい作品。 狄龍と羅烈はお互い腕を認め合うライバル同士。そんな2人が対決をしている間に割って入る新たな刺客がいた。 その刺客を送ったのは富と権力で武術界を支配しようとする公子羽。公子羽は2人を殺し、最強の武器である「孔雀の投げ矢」を狙っているという。狄龍と羅烈は協力し、孔雀の投げ矢を先に手に入れるべく、孔雀山荘へ向かう。 途中、公子羽の部下の「琴、棋、詩、画、剣」が命を狙ってくる。+鬼老婆がいる。 それぞれの名前になぞらえた攻撃をしてくる。 とにかく狄龍が刺客に命を狙われまくる。 でも、それが日常のようで平然としている。 孔雀の投げ矢と孔雀のマントが面白い。 ラストのどんでん返しを全然予想していなかったので、驚いた。 【印象に残ったところ】 ・マジック・ブレードというのはくるくる回すことができる特殊な剣 ・狄龍のポンチョかわいい ・顧冠忠さんが女性役 ・綺麗 ・羅烈さんと敵なのに協力するところがいい ・裸の女になびかない狄龍、すごい ・黄色い花 ・剣の人文字 ・ラスボスあっけない ・狄龍がかっこよすぎて逆にあまり惹かれないけど、やっぱりすごくかっこいい ————————————— テンポよく話が進んでいって楽しい作品でした。

エロティック・ハウス 愛奴

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愛奴 Intimate Confessions of a Chinese Courtesan 監督:楚原‬ 1972年 香港 邦題でエロティック・ハウスとかつけてるけど、そんなにえろくない。 香港映画初のレズビアン映画ということで話題になったらしい。 とはいえ、本作に登場するレズビアンて娼館の女主人(貝蒂)1人だけやし、しかも実際映るんはキス程度で匂わせるだけやったしな。そんなに期待はしてへんかったが、もうちょっとやってくれてもよかったんちゃうか... 話は盗賊に誘拐されて娼館に売られた愛奴(アイヌ)の復讐物語。アイヌ(何莉莉)はどこかの師範の娘でなかなか言うことを聞かない。娼館の女主人(貝蒂)は男に興味がない。 佟林が貝蒂のこと好きで、貝蒂は愛奴のこと好きという佟林→貝蒂→愛奴の関係。 アイヌは無理やり娼婦にさせられて、武術も教えてもらって、一人前の高級娼婦となる。 そこからアイヌの復讐が始まる。自分を最初に食い物にした4人を殺して行く。   アイヌに殺された人々の事件を捜査する役人が岳華さん。 【印象に残ったところ】 ・女の復讐物語というストーリー自体は好き ・房勉じいちゃん縛られてすごい楽しそう ・昔は縛るのが好きだったが、今は縛られるほうが好きと性癖をホァさまにばらされる房勉じいちゃん ・ホァさまとアイヌが夜に外で対峙するシーン好き ・ホァさまの言うことが信じてもらえない ・大四喜 ・淡々と進んでいく復讐 ・アイヌが過去の行為になぞらえて殺して行くので面白い ・「ホァさまの忠告→聞かない→アイヌが誘う→殺す→ホァさま到着」のループ ・女性解放 ・佟林の寒心刀に腕を斬られる貝蒂 ・からの片腕必殺剣(ない) ・“恨みよりも愛の方が猛毒だとは” ・アイヌ詰めが甘い ・情にほだされた ・貝蒂が両腕斬られてからのシーンもうちょっとほしかった ・でも血は張徹か ・最後のキスもうちょっとちゃんとやろう?← ・結局、アイヌはホァさまのことどう思ってたんや ———————————— もうちょっといろいろほしかったが、綺麗な武侠片だった。