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Showing posts from November, 2012

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
監督:庵野秀明 摩砂雪 前田真宏 鶴巻和哉 2012年 日本 序が公開された時は、劇場で観た。アスカが出てなかったと思った。本当に序盤で、これからどうなるんやろうと思った。破が公開された時は、何をしていたんやろう、覚えていない。ただ、破の公開時のポスター(オレンジで殴り書きみたいな絵)を見て何だか嫌な空気を感じ取った。劇場には行かなかった。Qが公開されることになり、テレビで序と破が立て続けに放映され、あ、そういえば破は観ていなかったなと思い出した。そして、破を観た。Qを観たくなった。昨日劇場へ行った。
 Qを観終わって思ったのは、自分がエヴァを観るに当たっての心持ちというか、見ている感覚がすごく以前とは変わっていたということである。見る前までは、Qのポスター(シンジ君とカヲル君の夜空のやつ)を見て、ああ今回は当たり前にホイホイ回なんやろうなとか、リツコに何があったのか、等、“いつも”の自分なりのフィルターをかけて見る気で臨んでいたはずだった。しかし、Q見終えた後は、そういうの関係なく取っ払った先を見せてもらった気がした。ますますわからんかったけど、観客もシンジと一緒に放り出された感は一体感があった。終わった後周りから「超展開過ぎ。」とか「わからなさすぎて疲れた。」という声も聞こえた。桜流し良かった。  これからあの三人がどうなっていくのかももちろん気になってる。エヴァ第13号機がとても好きになった。あと最初はマリのことあんまりやなとちょっと思っていたんやが、破、Qと観ていくうちに好きになった。昭和のオヤジ。マリに限らず、どのキャラクターも今回それぞれに良いなと思った。パンフレットを読む度に、ゲンドウ=庵野監督に見えてきてしゃあなくなった。もっといろいろ話したいけど今日はここまで。(2012年公開)

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キャタピラー

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“『ジョニーは戦場へ行った』と江戸川乱歩の短編小説『芋虫』をモチーフにしたオリジナルストーリー”とwikiには書いてあった。私がこの作品に興味を持ったのは、映画の宣伝の時に乱歩の『芋虫』を映画化したというようなことを聞いた覚えがあるからだった。乱歩の『芋虫』と言えば、自分自身大変印象に残っている作品で、乱歩作品の中でも特に変態的な、その何ていうか、須永中尉の妻の変貌っぷりというかサディスティックな嗜好というか、そういう肉欲とか支配欲とか征服欲とか全てが綯い交ぜになっている、そこがこの『芋虫』という作品の好きなところであった。それでいて、心が締め付けられるような、気持ちが縛り付けられるようなシーンもあって、そういった私自身の気持ちを翻弄される、あんな短い小説なのに、これほどまで揺さぶる小説はなかなかないなと思っている作品だった。  そんな期待があって見たからかもしれないが、この『キャタピラー』は映像を見た時から何かしっくりこなかった。達磨のようになった須永中尉の身体にもどこか私自身違和感を覚えた。実際は、そういう身体なんやろうけど、想像していたものと違った。『芋虫』ではたしか、中尉があの身体で独楽のように動き回るシーンがある。それは物理的には映画ではできなかったのかもしれないが、そのシーンは小説では印象的であったので、そのシーンがないことは少し映画が物足りなかった。他にも映画では須永中尉自身が、自分が戦場で女性を犯しているのやが、そのシーンが自分が妻と性交している時に自分が犯されるように頭に甦って、発狂するシーンが何度もあるんやが、これが何度もありすぎてしつこいと思った。唐突に何回もいきなり、その強姦シーンがバーンと出でくるので、もうそれはわかった、と言いたくなった。このシーンは『芋虫』にはないシーンやが、自分が妻に犯されるのは、自分が戦場で女性を強姦した報いだった、と映画では言いたかったのかもしれへんけど、それはこの妻からの性交を正当化したいだけじゃないか、と映画に対して思う。『芋虫』では、妻がそんなこととは関係なしに変態的な性交に目覚めて、ありとあらゆることをしつくす、そういう話だったと思うので、そこが面白いところやのに、それを歪めてまで、映画で性交のシーンを何回も持ってくる意味はあるんかなどと考えてしまった。  中尉と妻の愛憎についても、もう少し繊細な部分も取り…