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新・桃太郎



新・桃太郎1(捉鬼雜牌軍 The Child of Peach)
監督:チン・チュンリャン チャオ・チュンシン 1987年 台湾


昔々あるところに大きな大きな山があり、その山のずっと奥に、桃の国という桃源郷があった。この国の主は仙人でその子どもに生まれたのが桃太郎だった。
ある日、赤鬼大魔王が桃の国に、太陽の剣を奪いにやってくる。太陽の剣を奪われた桃の国は一気に光を失い、雪が降り出す。赤鬼大魔王に両親を殺された桃太郎は桃の神によってもたらされた大きな桃の中に入り、下界に降ろされた。
下界では、おじいさんとおばあさんが神様に子どもを授かりたいと願っている。ここでのおじいさんが幽幻道士の金おじいさんで、おばあさんがマーボおばあちゃん役の人で、幽幻ファミリーの面々が出ていて嬉しい。
洗濯をしていたばあさんが桃を発見するるが、桃が逃げるので、ばあさんがタライに乗って桃を追いかける。桃に振り回されながらも自宅に到着。桃が光って家具を動かすポルターガイスト現象。桃と格闘するじいさんばあさん。テンテンの妖精が現れ、桃から出ても大丈夫だと促す。桃が割れて男の子が生まれる。

一方悪魔島では…
太陽の剣のお陰で、魔女ボラボラが復活。元気になったボラボラはまた悪いことするぞー!!!と人間界に現れる。赤鬼軍団が人間界に出て暴れ出したのである。

赤ん坊の桃太郎のままでは人間界が危ないと思ったテンテン妖精が桃太郎に魔法をかけ桃太郎を成長させる。井戸を掘り起こしたり、じいさんの芝刈りの手伝いをしたり、持ち前の力を遺憾なく発揮する桃太郎。

暴れまわる赤鬼軍団は、りんご姫を誘拐する。スイカ太郎というデブ隊長が率いる兵隊が鬼退治にいく兵士を募っているという話を聞く。悪魔どもに好きなようにさせてはいけないということで、おばあさんは鬼退治にいくことに賛成するが、おじいさんは桃太郎のことが心配で反対する。
鬼退治に向かうスイカ太郎一行。一緒に行きたいと頼むが、子供だからと追い返される。一人で向かう桃太郎。そこへ犬丸、猿丸、雉丸がついてくる。家来にしてくれと頼む三匹。人間の姿に変身する彼ら目の当たりにして驚く桃太郎。一緒に行こう!と仲間になることを許す桃太郎。

ボラボラに目をつけらられたスイカ太郎。りんご姫に変身してスイカ太郎の前に現れるボラボラ。途中で変身が解けてしまう。壊滅するスイカ太郎軍。スイカ太郎の首に刀が下ろされそうになったとき、「桃太郎、見参!!」我らが桃太郎の登場である。ボラボラを追い返し、一人残されたスイカ太郎とともに、旅を続ける桃太郎。途中おじいさんに化けた赤鬼大魔王に襲われる。というか、やられる桃太郎に萌える。着物の裾から見える太ももにドキドキしてしまう。
桃太郎を桃の風呂に入れ回復をさせる。雉丸たちに本当の両親が赤鬼大魔王に殺されたことを聞き、怒りに溢れる桃太郎。感情的になる桃太郎を諌めるテンテン妖精。

体を回復させ、ついに悪魔島に乗り込む桃太郎一行。船の上で襲われる一行。なんやかんやで倒す。島の中での奇襲。白い鬼たちと戦う。りんご姫を助けに向かうスイカ太郎。ボラボラの双子の息子と戦うも、家来のでかい鬼にボコボコにされる。スイカ太郎の危機を感じたテンテン妖精が、矢を放つ。スイカ太郎とりんご姫にテンテン妖精の矢が刺さり、二人は愛し合うようになる。キラキラ演出。
桃太郎は風の神様みたいな袋を持った鬼にも、持ち前の肺活量で頭を粉砕。ボラボラも雉丸の飛び道具でやられる。そして、やっと赤鬼大魔王登場。犬丸、猿丸、雉丸も自分たちの特有の武器となる腕を獣の腕に変身させて戦う。赤鬼大魔王に押され気味になる。ピンチになるとテンテン妖精の力により、桃の魔神が登場。桃魔神に乗り込み戦う。これなんかスーファミのゴエモンの乗りもんみたい。太陽の剣を取り返し、桃魔神の中から、剣を手にした桃太郎が空を飛んで出て、赤鬼大魔王の胸に刀ごと突進。一撃で魔王を討つ。赤鬼大魔王ジ・エンド。桃源郷へ帰ろうという三匹に対して、おじいさんとおばあさんも連れていくという桃太郎。そこへ待った!とスイカ太郎。「俺たちの結婚式に出ないなんて失礼じゃないか?!」デレるスイカ太郎&りんご姫。(こいつらの魔法は解けないのか、もし、解けた時が心配になった)
ヤッターーーーー!!!!!!!!(飛び上がる全員、そしてそのままストップでエンディングという安心のいつもの唐突な終わり方)


見たことあるけどすぐにストーリーを忘れてしまうので、メモ。
相変わらず、リン・シャオロウ桃太郎かわいかった。アクションはかっこいいしかわいいしやっぱり好きやなあ。あと雉丸の子もかわいい。りんご姫の方もかなりかわいかったんやが、あの終わり方でいいの?とちょっと心配になった。2と比べるともう少し、桃太郎たちのアクションが欲しいところだが、最初の生まれるところからのストーリーとなるとなかなか難しいのだろう。
飽きさせずに、最後まで見させてくれる面白い作品。今見てもおもろい。名作。
幽幻道士シリーズが好きな人は、これも好きな方が多いと思うのですが、どうでしょう?あまり知っているという人を聞かないので、未見の方は是非見てみてほしいです。





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