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フレッシュ



フレッシュ(Flesh)
監督:ポール・モリセイ 1969年 アメリカ

全裸で寝ている男(ジョー・ダレッサンドロ)の姿から始まる。枕で起きろと叩きまくる女。遂に髪を引っ張り無理やり起こす。ブツブツと途切れるカット。気づいたらイチャつき出した。女が友達の中絶費用が欲しいと言い出す。

もしやこれは、ジョー・ダレッサンドロを愛でるために撮った映画かな?という思いがまず、思い浮かんだがそれは間違いではなかった。

街に出て客を待つジョー。なんかこっちもジョーのケツばっかり見てしまうようになるんやけど、そういう意図がなされ撮られている気がしないでもない。ジョーが、最近体を売って生活し始めた男に相談されて答えているセリフがなんかよかった。

“ストレートとかゲイとか関係ない。周りにどう思われても関係ない。気にしていたら生きていけない。自分たちの家族を守るためにやる。子供もいるし、生活しなきゃいけない。他人がどう思おうと関係ない。自分がしたいようにしたらいい。”

途中で、初老のアーティストぽいおじさん、ストリッパーの女、オネエ風の人、ジムで知り合った不能のゲイの男、いろいろな人とジョーは関わり、愛されている。誰に対しても無垢で、偏見がなくて、常識に縛られずに生きているジョーを見ると、退廃的だが、そこに解放感がある。
アンディ・ウォーホル監修ということで、どこまで関わってるのかはわからないが、タイトルの『フレッシュ』が表す通り、ジョー・ダレッサンドロの若くて瑞々しい姿をこれでもかと撮り続けた作品。
ジョーのフレッシュなかわいいケツに始まり、ケツで終わる映画。ごちそうさまでした。

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