沈黙者からの復讐

前に雇われていた場所から一通の手紙が届いた。

PQ様の給与につきまして、退職されておられたにも関わらず退職状況の確認が十分にできていなかったことから、(中略)誤って振り込し、大変御迷惑をおかけすることになり深くお詫びいたします。
(中略)
今後はこのようなミスが起こらないように確認を徹底いたしてまいりますので、お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。


事前に間違って振り込みしたことのお詫びの電話もかかってきていたんやけど、改めて書面で見てもなんだかな~という気分です。別にミスをするのは仕方がないことやと思うやけど、そこに“人と人との繋がり”みたいなものが全く感じられないからかもしれない。

私は数年の間、契約社員のような仕事をしてきた。ようなというのは限りなく契約社員のような業務形態であるが実質は契約社員ではないという何ともあやふやな職であった。契約は1年契約で、(とはいっても半年ごとに更新する)しかも、最後の月は28日で終わるという次年度のボーナスの査定に繋げないために何年やろうがリセットされるシステムであった。(2014年時点)
私はこの仕事でこんなことってあるの?みたいな奇妙な経験をしてきたので、すでに疑り深くなってしまっている。もう少しこの仕事のことについて赤裸々に明かすことができればいいのだが、まだ私の心はそこまでは晒け出せず、ぼちぼち書いていけたらなと思っている。

今回何が書きたかったかというと、この仕事をしていると、所詮自分は、その場限りの繋ぎのための駒なのだなとしか感じられないということである。お詫びの文書が一通来ただけで、以前送ると言っていた給与明細も入っていなかった。お詫びの文書の手違いの内訳が明細の代わりなのだろうか。本当に適当だなと思う。返して欲しいと頼んでいた書類もいつまで経っても返って来ない。

人を人として見ているのか。

どんどん正規で採用される人が減り、私のように非正規雇用の職員が増えているのを肌で感じると、どうも国のシステムがどんどんダメになっていってることが伝わってくる。そこで働く正規の人々もそういうことに何の疑問も持たないような感じ(あくまでも私が働いてきたところでは)だった。これではそのうち本当に破綻してしまう日も近い。自分はそこからもういい加減抜け出そうと思い、出た。いろいろなことを吸収し、アウトプットしていきたい。私は今までずっと沈黙の人だった。どこか自分自身に後ろめたさを感じて言葉を飲み込んできた。これからは、もっと吐くぞ。

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