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新桃太郎2



新桃太郎2(桃太郎大顯神威 Magic of Spell)
監督:チャオ・チュンシン 1988年 台湾

今回の話は、桃太郎のせいで、残り一つとなってしまった悪霊の一族が、桃太郎を葬り去るために悪戦苦闘する話。大魔王は若返るために、若返りの血の風呂に浸かって、その時が来るまで英気を養っている。
1のときにいたおじいさんは、亡くなっていている。あれだけ1でケンカしながらも仲が良かった夫婦だったので、おばあさんは寂しそうである。ある日、桃太郎を師匠と尊敬するというある男(ショウ)が現れる。その男は、桃太郎の家と知らずに、桃太郎の家を訪れる。桃太郎と出会い、家来にしてくれと懇願する。桃太郎は子どもや動物みんなに優しい好青年。空も飛べるし、すごい身体能力を持っている。
夜になり、悪霊どもの奇襲に襲われる。

一方、人参王という食べると不老不死になると言われている人参の精が人間にも悪霊にも狙われている。大魔王の若返りのために子どもを連れて行かれた村の人々が、桃太郎に助けを求めて家におしかけてきた。旅に出かける支度をする桃太郎のもとに、悪霊の医者が現れて、桃太郎に攻撃をしかける。弱って力が出せない桃太郎。仲間を呼んで家をめちゃくちゃに破壊され、ボコボコにされる桃太郎。ここらへんのシーン子どもながらにすごく怖くて、つらいシーンだった。特に、このシーンでおばあさんが殺されてしまうんやけど、そこが本当につらくて、ビデオを見返すときは、ここ以降のシーンを見るようにしていた。

桃太郎の窮地を桃が救ってくれる。
おばあさんをお墓に埋めて弔う桃太郎。この時に、犬丸、猿丸、雉丸がすでに仲間になっている。ここで、この桃太郎2の主題歌が流れて、旅をする桃太郎一行のシーン。たぶん、犬丸猿丸雉丸とは普段一緒に住んではいないが、鬼退治をしている時には招集をかけて成敗しに行っていたのだろうと勝手に予測した。

桃太郎を若返りの薬にすることができなかったので、人参王を捕まえにきた悪霊たち。寸でのところで逃す。桃太郎が休息をとっているところで、人参王(人間ver)に出会う。怪我を負った人参王に、大切な救命薬を飲ませる桃太郎。すっかり傷が回復して喜ぶ人参王。自分の正体を明かし、悪霊に狙われていることを話す人参王。桃太郎の人柄の良さに引かれる人参王。

ここで、いきなり稲妻が鳴り、悪霊から逃げ惑う人参王のシーンになる。これカットのつなぎ間違いじゃないかといつも思うんやど、唐突すぎるシーン。菩薩様に助けを請う人参王。菩薩様に守ってもらう人参王。突然石が光出し、その石に書かれている文字が悪霊どもを攻撃する。その文字に人参王が引き寄せられ石に張り付く。

夜、桃太郎が刀の手入れをするシーン。ここ結構好き。悪霊の白い女ハクが偵察がてら桃太郎のもとにやってくる。このシーン結構好きなんやけど、ハクが攻撃しようとするんやけど、何も知らないショウがハクの髪の毛を燃やしてしまうシーン。逆上して襲いかかるハクだが、桃太郎に返り討ちに遭ってしまう。捨て台詞を吐いて逃げるハク。雪女設定なんかな?ハクの吐いた息で凍るショウ。みんなが寝静まった夜に、桃太郎のもとにやってきた人参王。桃太郎のそばにいると安心するから、いっしょにいたい、役に立ちたいという思いを寝ている桃太郎に話す。

悪霊の城へ。
バーン!とドアが開き、横一列に並ぶ桃太郎一行。かっこいい。ここからの残り20分のアクションは本当に見もの。むちゃくちゃかっこいいです。この映画の醍醐味!
この城で戦ってる時の桃太郎の衣装むっちゃかっこいい。黄金色の鎧。犬猿雉の三人も身軽で軽快なアクションで敵をやっつけていく。石男が本物の石になってしまうシーンも面白い。犬猿雉のアテナエクスクラメーション的な大技もかっこいい。どんどん戦いがヒートアップしていく。犬丸、猿丸、雉丸の戦いのそれぞれの見所も今回あって、アクションも大満足。
ところが、大魔王の力によって、血の風呂に落とされてしまった犬猿雉。これで大魔王の風呂が完成する。ショウのドジにより、突き落とされた医者も薬になる。若返る大魔王。肌つやもよくなり、髪も白いがフサフサである。動きも軽い。押される桃太郎。魔王の手からは電流が出る。電流を体に流され苦戦する桃太郎。ハクに血を吸われたショウが血の池に飛び込んで若返ってしまう。変な赤ん坊おっさんに変身するハク。魔王のことを父ちゃん!と呼ぶショウ。追いかけまわすショウ。逃げ回る魔王。キスして!とせがむショウ。そこへ、人参王が登場。逃げろという桃太郎に対して、自分を食べて力をつけて戦ってほしい、恩返しがしたいと願う人参王。食べられて桃太郎と一緒にいたいと願う人参王。拒む桃太郎であったが、無理やり桃太郎の口から体に入り込んだ人参王。桃太郎の体内で静かにリズムをとる人参王。桃太郎の後光に菩薩が現れる。菩薩の力を得た桃太郎はもう無敵だった。桃太郎の腕が千手観音のように光る。桃太郎の拳から電流が走る。数倍パワーアップした桃太郎。城の一番太い柱を揺らしブチ折る。持ち上げて魔王にぶつける。魔王を投げ飛ばし、柱にぶん投げる。魔王の体内から犬猿雉を救出。煙となって消える魔王。

うちへ帰りましょう!という猿丸に対して、うちはもうない、と返す桃太郎。桃源郷がありますよ!と犬丸。そうだ、桃源郷でみんないっしょに暮らそう!と桃太郎の腹の中の人参王の声。うん!(全員)待って、おれも行く!!!(ショウ)
(安定のジャンプしてストップからのエンディングへ~)



いやあ、やはり見応えあるわ。2が1番たくさん見てたからかもしれんけど、ものすごく思い入れもあって、むちゃくちゃ好きです。桃太郎ももちろんいいけど、この作品自体好きすぎてどうしようもない。もうほんま好き。桃太郎好き。リン・シャオロウ好き。





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