「What Would You Do?(あなたならどうする?)」を見て考えたこと

アメリカのABCニュースがやっている「What Would You Do?(あなたならどうする?)」という番組をtwitterで見かけて、ふと見てみたら、すごい番組だった。

この番組はドッキリ番組なんですが、日本のドッキリ番組のような感じではなく、いろいろな人に対する差別や偏見を目撃したときに、“あなたならどうする?”と、どういう行動をするのかを問いかけられる番組です。差別する人も差別される人も役者がやっているんですが、その芝居を見て、周りの人はどうするか、ということをカメラが追います。

私が初めて見たのは、この回です。





レズビアンのカップルがウェディングケーキをケーキ屋で注文しようとしたら店に断られた現場を目撃したとき、あなたならどうする?ってやつだった。

見て見ぬ振りする人、差別する店員と同調する人、同性愛を信じない人、一緒に言い返してくれる人、同性愛に関してというよりも、同性愛者にケーキを売らないという差別をすることに関して問題を指摘する人など様々だった。


私だったらどうするか…

私が、もし、この場に居合わせたら、注文を断る店員に声をかけることができるかどうか。「なんでダメなんですか?」ぐらいは言えるだろうか。「なぜ、レズビアンカップルだったらダメなんですか?」て聞くかな。あと、「ケーキが売れることは、あなたの店にとってはいいことじゃないんですか?」って言う。それで、店員の信条で売れないと言われたら、私だったら、このカップルに「もうこの店で買うのはやめとき、私も買うのやめるわ」と言うと思う。
普段、人見知りで他人と接するのがあまりうまくない私ですが、もし、こういう現場に自分が遭遇したとき、自分だったら、助けてもらったらすごく嬉しいだろうなと思うから、そういう場に自分が遭遇することがあったら勇気を持って声を上げたい。

別のパターンも考えた。

私がゲイorレズビアンだったとして、それを理由にケーキの注文を断られた場合。もしくは、恋人と買いに行って、「あなた方はゲイですか?」と聞かれた場合、果たしてYESと言うことが自分にはできるだろうか?

もし、自分だったら、他人のケーキを頼むふりをして何事もなかったように注文するんじゃないだろうか。自分がはっきり「私たちはゲイです。私たちのケーキをください」とはよう言わん気がする。(日本では言えない気がする。よっぽど理解ある店とかでないと…)


あななたならどうしますか?

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この番組を見て(他の差別に関するやつもいろいろ見て)思ったんやけど、日本は、ここまであからさまに言葉に出してなどで差別しない代わりに、裏で(見えないところで)差別している人がすごく多いんではないかと思う。もしくは、そういったことをあえて表面化しないことによって、そもそもそういった人々が存在しないかのような社会になっている気がする。

日本にもゲイやレズビアンやトランスセクシュアルやその他いろいろなセクシュアリティを持った人がたくさんいる。他にも、日本に住む外国人、障害を持つ人、多様なマイノリティの人々がたくさんいる。しかし、日本はそのマイノリティの人々と、多数派の人々との距離がかなり離れている気がする。あくまでも私の主観なので、そう感じない方もいらっしゃるとは思いますが、マイノリティ側の私はそう感じます。

だから、多数派を装って生きるほうが生きやすいと思うし、自分を殺して生きてきた(生きている)マイノリティの方(LGBT関係の方)は本当にたくさんいると思う。また、逆に多数派を装えないマイノリティの方もいる。外見でわかる人は、そのことで、からかわれたり嫌な思いをしたりすることもあると思います。

どちらにとってもマイノリティにとって日本は生きづらい社会です。理解がないというか、多分、想像力がないんだと思う。あと、無関心であるとも思う。もし、自分の子どもや兄弟、親、友達がマイノリティだったら、他人事で済ませられないんじゃないかと思います。そこまで、想像しなくても生きていける社会であることが、私には恐ろしいです。同性婚が実現しないのも、政府が他人事だと思っているからだと思う。多国籍国家ではないことで、他国から考え方など随分遅れていると思う。

しかし、2015年3月1日のNewSphereの記事(http://newsphere.jp/politics/20150301-1/)では、

“日本政府がニューヨークで開かれる日本政府観光局主催のJapan Weekで、「日本を発見したい」カップルを日本に招待するイベントで応募した130組のカップルの中から、最終選考に3組のカップルが選ばれた。そのうちの1組が、レズビアンのカップルだったということに関して、米国版ハフィントンポストが「標準的な家族という価値観が強く残り、男女平等がカタツムリの速度で進展し、LGBTの問題については押し黙る」日本で、公的機関のレベルでこれだけの動きを見せたとは「前例のないことだ」と、驚きをもって紹介した。”

この記事を読んで、私は政府は最近になってLGBTに寛容になってきたのかと思っていたのだが、記事を読み進めてみると、

“一方で、国内のLGBTを容認する動きには依然、変化の兆しは見られない。安倍首相は18日の参院本会議で、同性婚容認に否定的な見方を示した。
 参院本会議の代表質問で、日本を元気にする会の松田公太代表が安倍首相に同性婚を容認するよう憲法の改正を提案した。憲法24条では「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」としている。安倍首相は、日本の家庭のあり方の根幹に関わる問題であり、「極めて慎重な検討を要する」と答えた。”

“安倍首相は、日本の家庭のあり方の根幹に関わる問題であり、「極めて慎重な検討を要する」と答えた。”

日本の家庭のあり方の根幹に関わる問題って何ですのん??具体的に問題点を言ってほしい。まさか、同性婚で少子化が進むとかおっしゃるんじゃないでしょうね?というか、ゲイやレズビアンの人は無理やり男女で結婚して子ども生めと?
なんで自分が好きな人と一緒にいるということが男女の組み合わせじゃないからって法律で認められないのか。男女だったら保証されるのに。そこがおかしいと言われてるんやろう。

日本は憲法改正を1回もしたことがない国です。憲法というのは、そもそも国民を守るための法律です。それなのに、戦争をしたり、軍を持ったり、核を持ったり、主にこれは9条に関することですが、戦争をしないために、国民を戦争に巻き込まないために作られた法律を変えようとして、どうして、国民の権利を認める同性婚は改正しないのか。他にも、今日ニュースで見たんですが、憲法の「緊急事態条項」。これ危険すぎませんか?

河北新報でこれに関する記事を見つけたので載せておきます。

“[緊急事態条項]自民党が改憲草案に盛り込み、今国会で優先的に議論する3項目の一つ。大規模災害時などに政令制定をはじめとする権限を首相に集中させ、政府の指示に国民が従う義務を明記する内容。東日本大震災で既存の法律や制度が迅速な対応を妨げたとして、超法規的な措置を容易にすることに主眼を置く。”

怖いなー。もう戦前に戻った気になってきた。
なんで同性婚のことにあんなに慎重(何も進める気がない)のに、こういうことはどんどん進めていくんやろ?それで、日本が戦争してたくさんの人が死んで、それやったら少子化もクソもないやろうに。

日本はどこへ進んでいくのか。

ほんまに怖い。


ほんならまた


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