The Newest Post

腦魔



腦魔
The Black Magic with Buddha
監督:羅烈 1983年 香港

久々にB級ホラー見たいなと思って見た作品。
英題の「The Black Magic with Buddha」に吹いた。
キョンシー以外の香港や台湾のホラーってあんまり見たことないかもしれん。

※内容に触れていますので、未見の方はご注意ください。
(英語字幕の読み違いでストーリーに思い違いがあるかもしれません。)







———————————————
ストーリーは陳觀泰さん(以下カンタイさん)がパプアニューギニアの山奥の洞窟に入り、そこに埋葬されているミイラの脳味噌を持ち帰るところから始まる。
その脳味噌は願いを叶えてくれることができるらしく、カンタイさんは早速自宅に小さな祭壇を作り、お線香と動物の腸を脳にあげる。カンタイさんの願いは、金持ちになることと、アニーと結婚すること。

アニーとの結婚は義兄に反対されていて、結婚の条件に金を用意しろと言われていた。
カンタイさんは姉に金を借りようとしても断られてしまう。ふてくされて酒を飲みに外へ出ている間に、姉は脳に殺されてしまった。
しかしそのお陰で姉の金を使い、アニーと結婚できたカンタイさん。
願いが叶ったが、脳へのお祈りをその日忘れてしまい、脳がお怒りに。
脳を食べるために猿を殺したり、犬を殺して脳を食べる脳様。
怒り狂う脳に必死に謝り、お線香をあげるカンタイさん。

ある日、仕事の話を義父と義兄とカンタイさんで話していたが、カンタイさんの話を義兄は聞き入れてくれなかった。怒ったカンタイさんは、すかさず脳に義兄を殺すようお願いする。すると、風呂に入っている義兄のもとに脳が何個も現れて、義兄を食い殺してしまう。
ここちょっと気持ち悪かった。

その後、ちょくちょく家族の目の前に姿を見せる脳。
アニーや義父も怖がるようになる。
義父は、カンタイさんに会社の経営を全て任せると言った。これで実質願いが叶ったカンタイさんは脳を捨てようとする。本当はパプアニューギニアでもらっていた聖水を使うみたいやったんやけど、以前アニーが部屋に来た際に誤って割ってしまっていたため、聖水を使うことができなかった。
そのため、カンタイさんは外へ捨てに行き、地面を掘って埋めて、大きな石を乗せて蓋をした。

ある日、アニーは友達と寺院へ行き、そこで四面八臂の観音像に惹かれる。
家にもその観音像を置き、その後自分の持っていた化粧品を捨て、ベジタリアンになった。
アニーの一連の行動に不思議がるカンタイさん。

バーのマスターに相談すると、良い大師がいるから、と紹介してもらい、大師に会いに行くことに。
大師役は羅烈だった。羅烈は本作の監督もしている。
羅烈大師に言わせると、カンタイさんには悪い霊が取り憑いているらしい。
羅烈大師に拝んでもらうと、カンタイさんの口から脳味噌が少し出てきて気持ち悪かった。
細かく吐き出した脳味噌がまた一つになって動いてたが、羅烈大師が燃やして処理。これで治ったんかいな、と思ったんやけど、まだ治ってないらしい。

カンタイさんの体には千年前のキョンシー的な霊が取り憑いてるとのこと。(字幕にも「殭屍」と書いてあった。)

拝んでもらって家に帰り、少し日時が経過。
以前、脳を捨てたけど、脳はまた家に戻ってきて、ますます力を増していっていた。
そして、ついにカンタイさん自体を飲み込んでしまった。

脳魔になったカンタイさん。見た目は『霊幻道士3』の天ぷらキョンシー の赤黒版。
なんかねっちょりしている。
部屋から出て義父を襲ってるところをアニーに発見される。逃げるアニー。

そこへ羅烈大師が現れる。羅烈大師はブッダのお導きにより、四面観音と合体(四面観音が羅烈の中に入っている感じ)しており、パワーが増している。途中、木の枝に腕が引っかかって四面観音だけ通れない描写などがあり、ちょっと笑かしたいのかなていう描写もあった。
なんやかんやあって、羅烈大師+四面観音の力で脳魔を沈め、元の姿に戻るカンタイさん。

カンタイさんはその後病院へ運ばれる。医者が説明するに、なんとカンタイさんは脳がないらしい。脳がないが生きているので、信じられないという医者。治りますか?と聞くアニーに対して、おそらく脳が戻ることはないでしょう、と言う医者。ひとまず、今は休んで様子をみましょうとのこと。
無表情で車椅子に座るカンタイさん。診察室から出て車椅子を押されて廊下を移動するカンタイさんの頭から脳がこちらに向かって飛び出してくるような演出がされる〜劇終

————————————-
前から気になっていた本作やが、カンタイさんが主人公だと知ってより見る気が起こり見た。
「降頭片」や「南洋邪術片」的な作品が当時量産されたみたいなので、他の作品も見たい。

【見どころ】
・映画から滲み出す何とも言えない南洋邪術(黒魔術)的な雰囲気=糞B級的臭(褒めています)
・脳が「スーハースーハー」息してるところ
・脳の入った箱を大事そうに抱えるカンタイさん
・脳のお怒りに触れ、必死に脳に謝るカンタイさん
・ジャケットカンタイさん

そういえば、カンタイさんのアクション一切なかったなあ。ちょっと見たかった。
あと、個人的にカンタイさんは「殘缺」みたいな昔の衣装+ロン毛のほうがむちゃくちゃかっこいいと思う。

ただ、一切アクションしないカンタイさんもよかったです。
内容はそんなに面白くないが、B級好きとしては、そこが良いポイントです←

最後のカンタイさんの脳が画面の外の視聴者側に向かって飛び出してくる演出は、ポール・モリセイの『悪魔のはらわた』っぽかった。

カンタイさん好き、B級ホラー好きにおすすめです。

Comments

Popular posts from this blog

幽幻道士4

幽幻道士3

新桃太郎2