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断罪のカンフーマスター


洪拳大師
Opium and the Kung-Fu Master
監督:唐佳 1984年 香港

「断罪のカンフーマスター」って何ぞや?すごいB級の匂いがする〜!と「空とぶギロチン」同様名前から入った本作ですが、出演ティ・ロン、敵ボス陳觀泰、監督・動作設計を唐佳さんなので、むちゃくちゃ面白い作品でした。

町の自警団の長で英雄の武道家のティ・ロンはみんなから尊敬される存在だったが、町に商売敵の陳觀泰が盗賊団に指示されてアヘン窟を作ったことにより、物語は一転していく。
ティ・ロンの弟子たちがアヘン中毒になってしまい、また、陳觀泰一味に殺されてしまう。町の治安は崩れ、陳觀泰が牛耳る町になる。

弟子に助けを求められ、陳觀泰と戦うことになるが、ティ・ロンの動きが悪い。手が震え出し、負けてしまった。
実はティ・ロン師父もどっぷりアヘン中毒者になってしまっていた...という話。

ティ・ロンはアヘンを断つために、唐佳扮する座頭市みたいな大師に助けを乞う。アヘンから立ち直るために努力するが、なかなか簡単には行かず苦しむティ・ロン。このへんは完全に薬物防止キャンペーン映画だった。
自分の大切なものをどんどん潰していくアヘンに対して、ティ・ロンがブチ切れるシーンも印象に残っている。
薬物だけではないが、依存症というものは本当に怖い。
自分の意思だけではなかなかどうにもならへんからな。

アヘン中毒から立ち直ったティ・ロンが再度、陳觀泰と対決する。陳觀泰のニ槍流むちゃくちゃかっこいい。アクションシーンはとにかくかっこいいのでずっと見てられる。
あんまり笑うとこないなと思ってたら、最後の位牌の使い方は予想の斜め上の展開でさすがだった。

映画の中にアクションシーンとドラマが織り交ぜられており、ストーリーがしっかりしてる。テンポいいから集中力切れなかった。
この作品で、ティ・ロンのことちゃんと認識した。
当時のアヘン窟ってこんな感じなんや、と思いながら見た。

ブログ書くにあたり、この映画のこと調べてたら、顧冠忠さんが出ておられた。(「幽幻道士3」の盛天文さん/「幽幻道士4」の青龍をやってはった方)
見てた時、盛天文さん??と思ってたので、嬉しい。また見直したい。

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