天殘地缺
The Crippled Masters
監督:羅熾 1979年 台湾
『
残酷復讐拳』繋がり(?)で見た作品。
この時代『片腕ドラゴン』とかもそうやけど、体の一部を失った人がその境遇から立ち上がり、鍛え、自分を陥れたやつに復讐するという話がいっぱいある。
本作もそんな中の一つなんやけど、唯一違うところは、本作に出てくる主人公の二人が、実際に腕がない人と、足が細く歩けない人が演じてはるところ。
両腕を切り落とされた沈松村と、内情を知りすぎたということで両足に薬をかけられて足が溶けてしまった康照明が体が柔らかい師匠に出会い、訓練を重ね、悪者に復讐を果たす話。
沈松村はもともと康照明の指示で両腕で切り落とされているので、後で康照明が足を溶かされ逃亡してきて、出会った際に殺そうとするんやけど、師匠に説得され、二人で協力して相手を倒すことに専念するようになる。
この訓練の様子が本当にすごくて、これだけのハンディを背負っているにも関わらず、アクションの動きが素晴らしく、大変な努力をされたんだなと感じた。
訓練の途中から二人の息が合い、師匠も含め三人が笑顔になるシーンが好き。
物語の途中で師匠が悪者から盗まれた翡翠の馬を取り返してほしいと言い出す。
そこで悪者の手下に見つかってしまうが、実はその人はスパイで悪者の悪事を暴くために潜入していることがわかる。このスパイの人も味方になって悪者のボスに挑むんやけど、なかなか勝てず、最後二人のコンビネーション攻撃を仕掛けることになる。
二人が合体して戦うシーンは少しだったが、合体したり離れたり、コンビネーションプレイよかった。
最初、飲食店でいじめられたりしてかわいそうなんやけど、二人が鍛えて戻ってきた際に、いじめてきたやつ(主に胖三)をコテンパンにするところが見てて爽快だった。
あと、棺桶屋さんのおじさんがやさしくていい人だった。
映画の冒頭に本作の主演お二人+師匠のPVみたいな演舞があるんやけど、見応えがあって、ずっと見てられる。
沈松村さんの棒捌きすごい。
本作のお二人に圧倒されました。
続編(?)らしきものが数本あるので見てみたい。
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