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降頭


降頭
Black Magic
監督:何夢華 1975年 香港

南洋邪術片。
そもそも、“降頭”とは何ぞや?と思ったので調べてみたら、詳しく書いてくれているサイトがあった。

“降頭術は中国南方の各省や東南アジア諸国で行われる呪術である。降頭術を実施する呪術師を降頭師という。
降頭術には様々な種類があるが、呪物として人骨、血液、頭髪、爪、胎児など、人体の全部または一部を用いることが多いという共通性がある。
降頭術は邪悪な呪術であるとは限らない。恋愛成就や金運向上をもたらすような願望を叶えるための降頭術も存在するからだ。
しかし多くの場合は降頭術は他人を害し、場合によっては呪い殺す恐ろしい呪術であると考えられている。
降頭術には様々な種類があるが、薬降、飛降、鬼降の3種類が主流である。”
(「中国の怪情報:呪術のるつぼ「降頭術」とは何か」ページより引用させていただきました)

五毒降頭と呼ばれる薬降もあるらしい!
本作はこのような降頭術を使う降頭師の谷峰が降頭術を使って人を殺したり好きにならせたりする話。

※ストーリーの内容に触れていますので未見の方はご注意ください




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羅烈は未亡人の恬妮に惚れており、恬妮とその遺産目当てで近づこうとするも、恬妮に相手にされず、友人から降頭術を使うことをアドバイスされ、谷峰の元へ出向く。

谷峰の家は森の奥にあり、その途中で喉が渇いた羅烈はココナッツの汁を飲んでしまう。これが後々命取りになる。

谷峰に依頼をし、目当ての女性の髪の毛と泥の足型を用意するように言われ、用意する羅烈。羅烈は、その泥の足型を使って作ってもらった人形を恬妮の家にベランダに吊るし、髪の毛を使って調合した薬を恬妮の飲み物に混ぜて飲ませることに成功する。

そのお陰で恬妮は羅烈に惚れ、一夜を共にする。
ところが、朝になり吊るしていた人形の紐が切れて、術も解けてしまう。我に返った恬妮に問いただされ、降頭術を使ったことを話す羅烈。これを聞き、恬妮も降頭術を使うことを思いつく。

恬妮は狄龍に惚れていた。だが、狄龍は李麗麗という婚約者(途中で結婚した)がおり、恬妮に目もくれない。しかし、諦めきれない恬妮は谷峰に依頼。
金はあるので必要なものを揃え、狄龍が自分のことを好きになる術をかけてもらうことに。
女が術を依頼する時は、なぜか谷峰が乳搾りをする。(恬妮さんの乳は恬妮さんの乳じゃなく別の人だった。)

術が効いて、狄龍は恬妮のもとへやってくる。
一方その頃、羅烈は谷峰に術代の金が払えず谷峰に殺されることに。谷峰のところへ来る道中で飲んでいたココナッツの汁に呪いがかけられていたため、羅烈の魂を移した人形に針をたくさん刺されて羅烈は死ぬ。

恬妮と狄龍のことを知った妻の李麗麗と狄龍の同僚の林偉圖は、別の降頭師である顧文宗に谷峰に対抗する降頭術を依頼する。ここから、狄龍の取り合い降頭術合戦が始まる。

最後は狄龍が働いていたビルの建設現場で谷峰と顧文宗が降頭術で直接対決。謎のお面を使ったビームやバリアが炸裂する。
負けた谷峰は焦げて死亡し、恬妮も老婆のような姿になり死亡。
狄龍は赤虫みたいなものを吐き出し、無事術から解放される。さわやかな音楽が流れて劇終。

【印象に残ったところ】
・谷峰の乳搾り
・乳搾りも印象に残ったが、陰部で作ったおにぎりを“black magic rice”と呼んでてそれに吹いた
・羅烈さん悪いやつなんやけど、かわいそうな立ち位置で憎めないキャラ
・恬妮・岳華夫婦共演
・共演シーン後、恬妮さんのベッドシーン結構あるんやけど、大丈夫やったんやろか?
・何夢華監督の性癖か
・恬妮さんのおっぱいは別人やった
・ホァさまはかわいい
・後半は、かわいいティさまを術をかけ合って取り合う
・降頭師谷峰が楽しそう
・降頭師が2人出てくるけど、衣装の色が対照的でかわいかった
・謎のお面で攻撃する谷峰

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最初から最後まですごく面白くて見応えあった。
グロはほぼなかったが、最後まで魅せる作品だった。
すごく好きな作品になった。

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