ミスト (THE MIST)
監督:フランク・ダラボン 2007年 アメリカ
原作:スティーヴン・キング
あらすじ
ある日謎の霧が街を襲う。霧の中には何かがいる。霧の中の何かが人を襲う。
久々に胸糞悪い映画を見た気がする。気分が悪い。グリーンマイルの監督だそうで、救われないエンドが好きなサディステックな監督だと思った。絶望に次ぐ絶望。ラストに大絶望。最初に、大きい虫みたいな敵が出てきたときに、モンスターパニック系映画があまり好きでない私は、ああ、これは好きじゃないやつや、と思いました。
この映画見た人と話ししたくなった。どう思った?って。自分は、何も前情報なしに見て、見終わった後は本当に気分が悪くなった。しかし、レビューやネタバレなどのサイトなどを見たり聞いたりしていると、ああいう理不尽さを描いているところがいい、という肯定派の意見もあるようだった。確かに、映画だからこそ、こういう理不尽さを描いたりできるのかもしれないけど、こんな理不尽なことに遭遇したくないし、見たくもなかった。しかし、現実にはこういう理不尽なことは突然起こるということを描きたかったのだろうか。
見方によっては、死のうと思う前に5分でいいからもう一度思い直せ、そうしたら何か活路が見出せるかもしれない、という監督からのメッセージかもしれない。何事も焦ってする決断はよくない。
監督のフランク・ダラボンはステーヴン・キングの原作を映画化したことがいくつかあり、先ほど挙げた『グリーンマイル』(1999)の他に、『ショーシャンクの空に』、『312号室の女』(1983)がある。他の作品としては『マジェステック』(2001)と監督としては寡作である。
他脚本に携わっている作品は以下多くある。
- エルム街の悪夢3 惨劇の館 A Nightmare On Elm Street 3: Dream Warriors (1987)
- ブロブ/宇宙からの不明物体 The Blob (1988)
- ザ・フライ2 二世誕生 The Fly II (1988)
- フランケンシュタイン Frankenstein (1994)
- プライベート・ライアン Saving Private Ryan (1998)
- GODZILLA ゴジラ Godzilla (2014)