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小樓殘夢


小樓殘夢
The Forbidden Past
監督:楚原 1976年 香港

クリスマスの夜、船員の凌雲(羅威)は香港に降りたち、ナイトクラブに立ち寄った。
そこでホステスをしている井莉と酒を飲むことに。
帰ろうとすると、井莉が付いてきており、父親を知らない5歳の息子にクリスマスプレゼントとして会ってくれないかと頼む。

なぜかというと、凌雲(羅威)は井莉の息子の父親の保羅(凌雲)にそっくりだったからだ。

ここから井莉の回想が始まる。
井莉と幼なじみの保羅は大変仲が良く、保羅の両親に反対されても付き合っていた。保羅の母親の誕生日パーティーで井莉のことを紹介するも、反対されてしまう。しかも、井莉は保羅の母から直接保羅と別れるように言われる。

身分の違いから別れることも考える井莉だったが、保羅は友人の宗華に説得されたり、小さな小屋の持ち主の思維の言葉に励まされたりと、2人は関係を続けることを決める。

保羅は再度両親を説得しようとするが、またもや反対される。保羅は家を出て井莉と2人で暮らす。
井莉が妊娠していることがわかり、働けなくたったので、保羅は朝晩と仕事を掛け持ちして馬車馬のように働く。そんな中、井莉が交通事故に遭ってしまう。

治療費を捻出しようと駆けずり回る保羅。途中金持ちそうなおばさんのバッグを盗ろうとするが我に返りやめる。病院に行ってみると、保羅の父親(井淼)がそこにはおり、治療費を払ってくれる。

保羅はこのことにより、4〜5年の留学を決意。
待っててくれと井莉に言い残し香港を立つ。
井莉は1人で子供を育てながら待っているが、ある日保羅から手紙が来て、銀行の娘と結婚した旨ともう待たなくていいと書かれていた。

回想シーンが終わり、実際に凌雲は井莉の息子に会いに行く。子供は大変喜び3人で2日間過ごす。
凌雲が香港を離れる日となり、井莉とも別れの時間が訪れる。“残りの人生を過ごす間、絶対に忘れない”と2人は別れる。

【印象に残ったところ】
・ただただ切ない
・ポール(保羅)ひどいやつ
・親の圧力があったにせよ、子供もいるのに別の金持ちの女性と結婚するのはひどすぎる
・もう待たなくていいってどういうことやねん
・ひどい
・それくらいの愛やったんか
・せめて養育費は払おう
・あの小屋で過ごした日々は何やったんや
・羅威くもっちはマジで良い人
・でもくもっちが去った後の井莉の子供のことが心配
・rest of my life = 残りの人生 という言葉知った
・楽しそうに過ごす3人を見て、この後のことも考えてちょっと泣いた
・切ない映画や
・カラフルな風船、ブランコと楚原ワールド全開
・挿入歌いっぱい入るけど、楚原監督が作詞しててすごい
・楚原ワールドの世界観作りに余念なし
・子供役の人が楚原監督の甥っ子さんらしい
・ロマンスくもっち

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大変切ない映画でしたが、くもっち、井莉さんの2人がすごく良かった。

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