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寒灯・腐泥の果実

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 久々に西村賢太を読んだ。  最初に言っておくが、私は西村賢太の作品が好きだ。文体が好きだ。西村賢太と車谷長吉の本を読むと、なぜか安心する。そういう作家なのである。西村賢太、車谷長吉に共通するのだが、この二人の作品はたくさん出版されているが、そのそれぞれの作品は他の作品と多少の差はあれどほとんど変わらない。この二人の作品は違うタイトルの作品を読んでも内容は違うが、根底にある芯のようなものは同じで、それが一貫しているのである。それは、やはりこの二人の小説が私小説であり、西村賢太、車谷長吉の生き様そのものだからであろう。  今回の作品も貫太と秋恵の同棲生活の間に起こったエピソードが書かれている。四つの話が入っているのだが、どれも灰汁が強く、これぞ西賢節、と唸らずにはいられない。癖になるように読んでしまう作品である。 西村賢太『寒灯・腐泥の果実』新潮文庫 平成二十五年十二月一日発行  <楽天市場> 寒灯・腐泥の果実 (新潮文庫)[本/雑誌] (文庫) / 西村賢太/著 価格:432円(税込、送料別)

死ぬふりだけでやめとけや

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  この本は、私が尊敬する姜信子先生が編集された本である。だから、読んだというのが最初のきっかけであった。姜信子先生が谺雄二さんに会いに度々国立療養所栗生楽泉園に訪問されているのも何となくは知っていた。フランシス(私たちは姜先生のことをこう呼んでいる)は大学の先生をしていて、ハンセン病のほかにも水俣病のこと、日本という国が犯した罪、差別された人々の叫びを追っていつもいろいろなところを飛び回っている。旅をしている。それは日本だけには留まらない。うまく書けないが、私にとってフランシスはそういう先生である。人間の魂の叫びを書く歌う。浪曲師の方と浪曲にのせてセッションする。  本の話に戻る。この本は、谺さんがハンセン病を7歳で発症し、今年亡くなられるまでの戦いの軌跡である。詩人と活動家としての二つの顔を持つ谺さんの声が、言葉が、「いのちの証」がそこにはある。標題の「死ぬふりだけでやめとけや」の意味を知ったとき、私は、私もどうせ生きているなら、自分ができることをしてやろう。死んだら自分という存在がこの世から消えてしまう。当たり前のことだが、自分は自分という人の生き証人なんだなと改めて実感した。自分が受けいている苦しみ、社会のおかしさ、そういったものは自分でないと発することができないのである。だから、人は書くのである。胸の内にある叫びを苦しみを書くのである。  私はこの本を読んで、いかに日本という国がハンセン病の人の差別に無関心だったかということがわかった。そういうふうに受け取れた。らい予防法が廃止されたのが1996年というのはどう考えても遅すぎる。特効薬も開発され、治癒する病気であるにも関わらず、忘れ去ったようにこの問題に向き合わなかった国。しかし、ハンセン病に限らず、どのような問題についても国の対応は似ているところがあると思う。マジョリティにとって関係のないことは無関心なのである。当事者が声を上げなければ存在すら抹消される。すべての人に人権がある、学校でも人権教育やらなんやらやってるくせに、人権を侵されたことのない人には痛みはわからない。だから、気づかないのである。私は学校でハンセン病のことを習っただろうか、こういう歴史があったことを聞いたことはあっただろうかと思い出そうとしても思い出せなかった。おそらく、教育の中では触れられなかったのだろう。在日の外国人のこと...

007 スカイフォール

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  ダニエル・クレイグのボンドシリーズを全部見たわけなのだが、スカイフォールだけをだいぶ前に見たので、すごくスカイフォールを見たい。カジノ・ロワイヤルは大変良かったが、スカイフォールのほうが壮大というか、勧善懲悪がわかりやすいというか、バットマンみたいというか、感情が激しく揺さぶられるというか、そんな感触を覚えている。ボンドがかっこいいのはいつもである。  スカイフォールで印象に残っているのはやはりM。あとアデルの曲。Qも若くなっている。ボンドとスネーク(MGS)ってちょっと似てるようななんか通ずるところあるかもなと思った。  次の作品もまた作られるんやろうか。次もあるなら楽しみである。 Skyfall 監督:サム・メンデス 2012 イギリス アメリカ 【他のダニエル・クレイグのボンドシリーズのレビュー】 007 カジノ・ロワイヤル 007 慰めの報酬 007 スペクター <楽天市場>007 / 007 / スカイフォール 【DVD】 価格:1,016円(税込、送料別)

007 慰めの報酬

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 カ ジノ・ロワイヤルがよかっただけに期待してみた本作。そううまくはいかないか、という感想。ボンドといったらこれでしょ!みたいな部分が少なく、お色気シーンなし。話は前作の続きから始まるのだけれど、なんだかアクションシーンも変な演出で純粋にアクション見たいのに、なんやこれはとなった。ボンドが自分の名前を名乗るシーンが好きなんやけどそれもなかった気がする。監督が変わったということもあるのだろうか。石油をかけられて殺された女性はゴールドフィンガーのオマージュだと聞いて、ゴールドフィンガーも見てみたいなと思った。  書きたいことがあまりない。また追記するかも。しないかも。   007 Quantum of Solace 監督:マーク・フォスター 2008年 イギリス アメリカ 【他のダニエル・クレイグのボンドシリーズのレビュー】 007 カジノ・ロワイヤル 007 スカイフォール 007 スペクター <楽天市場>007 / 007 / 慰めの報酬 【DVD】 価格:1,016円(税込、送料別)

007 カジノ・ロワイヤル

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  007シリーズをスカイフォールで初めて見てから、また007シリーズが見たくなったので見た作品。00へ昇格したボンドの物語。ダニエル・クレイグがかっこいい。それにしてもあの人は着やせするタイプやな。服脱いだらすごくがっしりしていて驚く。  冒頭からマダガスカルでのアクションシーン、爆破、ブルドーザーとこれぞアクション映画!という物語の展開に目が離せない。資金係としてボンドと行動を共にするヴェスパーという女性もまた魅力的だ。  主題歌もかっこよく、オープニングの映像もとてもかわいくて好きだった。007シリーズはまだまだ見たこともない作品ばかりで、知らないことばかりだが、面白い映画なのでぼちぼち見ていきたい。  何だか今回うまく言葉にするのが難しい。アクションがとにかくすごいのとお色気シーン、からの裏切り。悲劇的な別れ……。しかし、見る度にボンドに一回なってみたいと思ってしまう。特典映像としてついていたメイキング映像や、ボンドガールを訪ねて、といったようなドキュメンタリーもすごくよかったです。今までの007シリーズを通して女性の描かれ方が変わってきたことや、歴代のボンドガールにインタービューをして話を聞いたりと大変興味深い内容だった。しかし、このボンドガールというのは社会が求める理想の女性像を描いているのだろうかと思った。その時代時代で女性というものは社会から評価され批判され、自分自身ですらそれを内面化させ、こうあるべきという姿を創り出されてしまうもんなんかなあと。 007 Casino Royale 監督:マーティン・キャンベル 2006 イギリス アメリカ 【他のダニエル・クレイグのボンドシリーズのレビュー】 007 慰めの報酬 007 スカイフォール 007 スペクター <楽天市場>【レンタル中古DVD】【店内ポイント最大10倍】[DVD洋]007 カジノ ロワイヤル/中古DVD【中古】... 価格:600円(税込、送料別)

匿名の彼女たち

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 前にふと本屋で見つけて、こ、これは…!と思い読もうと思ったら、1巻がなく2巻のみ販売中だったので、買うのを諦めて帰って来たのだが、先日その本屋に行くと何と1巻が面出しされているではないか!ということで、1、2巻買ってきて読んだ。  なんていうか、エロではない。この本は風俗街(店)分析漫画である。だから、エロを求めている人には本当に物足りないと思う。私は近くで風俗街を目にするところで育ったので、どうあってもあの街の中が気になっていた。あのネオンの奥にはどんな世界が広がっているのか、無料案内所とはどんなところなのか、特殊浴場とは…?!のようにである。まあ、だいたいは察しがつくが、前を通る度に、あの奥ではどのようなことが繰り広げられているのか、と妄想を膨らましていたのである。自分で行って確かめろよ、と思われるかもしれないが、そこまでの勇気もないので、この漫画を見つけたときは、かゆいところに手が届いた感覚であった。そして、いつか私の知っているあの街のことを書いてほしい、そんな夢まで持つようになった。  内容はというと、会社員の主人公が日本各地に出張に行ってはその街の風俗店に立ち寄っては、嬢とのいっときの楽しみ、時間を共有することで生まれる情であったり、その女性の影の部分であったりと、楽しい部分よりも寂しい、切ない部分にスポットが当てられている気がする。主人公の男もなぜそこまで風俗ばかりに行くのか過去に何かあったのかなど今後の展開が気になるところ。  絵の感じはそんなに好き好きではなかったが、慣れてくるとこれも昔風のタッチで味わいがあるなと思えてきた。とにかく、いろいろな街の情報が知れるので面白い。一見エロに特化してるように見えるが、冷静に書かれた体験談のような漫画なので、こちらも冷静に読み進めることができてそこが面白い。今後の展開にも期待している。 匿名の彼女たち1、2巻 五十嵐健三   <楽天市場>【楽天ブックスならいつでも送料無料】匿名の彼女たち(1) [ 五十嵐健三 ] 価格:606円(税込、送料込)

統合失調症がやってきた

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 ずっと前から読みたいと思っていた本をやっと読んだ。  松本ハウスはボキャブラ天国のときに知って、とても印象に残っていた芸人だった。加賀谷さんの壊れっぷりとそれに冷静に突っ込むキックさんの掛け合いを覚えている。あるときから、松本ハウスの姿を全く見なくなったなと思っていた。何かのうわさで加賀谷さんが統合失調症と闘っていると聞いた。今は芸人にまた復帰していて、この本も出していると聞いた。それで、なぜだかわからないが、どうしてもこの本を読みたくなって、本屋で度々探すも、自力でなかなか見つけることができず、何度目かに行った本屋で、(『タモリ学』もこの本屋さんで探してもらった)探してもらい、ついに手元にきた次第であった。  内容は、キックさんが最初に、キックさんから見た加賀谷さんのこと、コンビを休止されるまでのあらましに始まり、加賀谷さん自身が語る子供時代の話、自己臭恐怖症の話から幻聴が聞こえてくる話(しかし本人は幻聴だと気づいていない)、それから統合失調症と診断されるまでの話。治療の話、お笑い芸人になるまでの話。キックさんとの出会いの話、松本ハウス誕生までの話。それぞれのエピソードが非常にわかりやすく、丁寧な文章でまとめてあった。聞くところによると、加賀谷さんがメモしたことや、話したことをキックさんがまとめ、一冊の本に仕上げたとか。この本は、10年という長い月日の間、加賀谷さんのことを待ち、また加賀谷さんもキックさんとコンビを組みたい、お笑いをやりたいために戦い抜いた魂の記録であると思う。文章を読んでいて、この二人は本当に良いコンビだな、また加賀谷さんの周りにいる人たちもすごく暖かい人だなと感じた。もちろん当事者の加賀谷さんは、私が想像もつかないくらい苦しい思いや怖い思い、言葉に表現できないほどのことを乗り越えてこられたのだと思う。この本を読んで、松本ハウスのことをこれからも応援したいし、自分もゆっくりでもいいから、支えてくれる人と一緒に生きていきたいなと思った。 統合失調症がやってきた ハウス加賀谷 松本キック <楽天市場>【楽天ブックスならいつでも送料無料】統合失調症がやってきた [ ハウス加賀谷 ] 価格:1,404円(税込、送料込)

思い出のマーニー

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  思い出のマーニーのポスターを見たときは、ああ百合か、と思った。しかし内容が気になるので見てきた。見たあとは百合とか百合じゃないとかどうでもよくて、マーニーがかわいかった。あと杏奈が自然とさやかと仲良くなっていって、それが本当に自然で、そこもよかった。確かに百合シーンはいくつかあって、こんなことマーニーにされたら誰でも(それは語弊があるかもしれないが)マーニーのこと好きになってしまうんじゃないかと思った。少なくとも私はマーニーに惚れた。ああいうのやられるともうあかんなと思う。  プリシラ・アーンの主題歌がまたとてもよい。プリシラ・アーンのことを私は知っていて、好きなアルバムもあるのだけれど、プリシラ・アーンの名前と、その音楽とが一致していなくて、最後の最後のエンディングで、プリシラ・アーンてあの人か!とやっと人物名と音楽とが一致し、すっと頭の中に一本の糸が通ったのであった。  杏奈も好きに生きたらいいんだと思う。違いを指摘されて嫌だなと思う気持ちすごくよくわかる。でも、違うことで何が悪いのか。私は、違うことで本当に嫌な思いをよくするんやけど、それでもいいんや。不自由になりたがっている“普通”の人よりもずっとずっと自分のほうが自由やと思うから。マーニーを見ててもそれは感じたんじゃないか。好きに生きたらいいねん。(結局これ)  なかなかよかった。 思い出のマーニー 監督:米林宏昌 2014年 日本 原作:ジョーン・G・ロビンソン <楽天市場>【楽天ブックスならいつでも送料無料】思い出のマーニー [2DVD] [ 高月彩良 ] 価格:4,455円(税込、送料込)

ムカデ人間2

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 「ムカデ人間」がいやにあっさりしてんなーと思っていたら、これを撮るためだったのかと納得。だいたい最近の映画やのにモノクロにしてる時点で、これは大量血しぶき残酷描写なんやろうなと予測した。あってた。  今作は「ムカデ人間」の映画を見た主人公のマーティンが、自分もムカデ人間を作ってみたい!やろう!となる話。そこで、私は思った。「お前医者じゃないけど大丈夫??」この疑問はその後ストーリーを追ううちに何度も抱くこことなる。  マーティンは駐車場の警備員として働いている。勤務中に何度も何度も「ムカデ人間」をパソコンで見ては、自分も作るためにスケッチブックにムカデ人間の作成方法や俳優の写真などを貼り付け、日々研究している。特に、博士のムカデ人間の口と肛門を繋ぐところの説明は念入りにチェックし、スケッチブックに書き込む。「お前医者じゃないけど大丈夫??」  駐車場に入ってくる人たちを監視カメラで見つけては、ピストルで足を打って動けなくし、頭をバールで殴り気絶させ、自分の車に積み込む。広い倉庫を借り、そこに捕獲した人々を放り込む。途中で母にムカデ人間ブックが見つかり、攻められ、母親のこともバールでめった打ちにして殺す。  いざ人が集まった。家から工具類も鞄に詰めて持ってきた。ガムテープも持ってきた。裸にパンツ一丁の上に白衣も着てきた。でも、「お前医者じゃないけど大丈夫??」  1の博士のようにやってみるが、手術の仕方がほんまに雑。これ手術ちゃう。ここからはまあメインですわ。地獄絵図ですわ。ソドムの市思い出した。医者ちゃうから口と肛門引っ付けようとしてカッターで尻肉切るも出血多量で一人死んでしまい、そこからもう無理と判断したのか業務用のでかいホッチキスでバチバチバチやからな。雑ー!もうやけくそやろと。  一応ムカデ人間でなんとかできた。嬉しくて鼻歌まじりに踊るマーティン、涙を流すマーティン。ここからお楽しみス○○ロプレイ。前作であっさり描写やったから今回はメインばりに描きまくるよ!ってな感じだった。こういうの冷静に見てる自分は頭おかしいと言われるんやろなと思いながらも冷静に見る。モノクロフィルムのはずなのに、なぜか糞にだけは色がついていたような……。力入ってますね!  途中から雑手術だったので、ムカデが二つに分裂。怒るマーティン。次々と殺してまう。最後に先...

ムカデ人間

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   前から気になっていた作品をついに。1と2と借りてきた。  三人の人間を四つん這いにして縦に並ばせて、前の人の肛門に後ろの人の口を縫い付けて、その人の肛門にまた後ろの人を縫い付けてっていうのを実際に手術してやってみた博士のいや、マッドサイエンティストの話。    マッドサイエンティストものめっちゃ久々に見た。久々のB級というかゲテモノというかこういうの心のどこかで求めて見てしまうねんな。マッドサイエンティストことヨーゼフ博士は、シャム双生児の分離手術で有名な医者。顔の表情、立ち姿、雰囲気、もう真性変態だった。変態!と叫ばれても、ああ俺は変態だとも!と返す自覚っぷり。ドクターモローを思わせるような白塗りしたみたいな顔に黒いごついサングラス。いかにも。  期待を裏切らず突っ込みどころ満載で、いつもこういう映画はなんでこう詰めが甘いんやと思わせる展開多々。ムカデ人間の先頭にさせられるのが、日本人のヤクザの兄ちゃんなんやけど、日本語(関西弁)で拘束されたとき、「火事場の馬鹿力じゃ!」とかいうてて、緊迫した空気の中なぜか笑えたり。日本人+アメリカ人女性+アメリカ人女性という繋ぎ方されるんやけど、最後のほうは、この三人のことすごく応援している自分がいて、がんばって逃げろ!がんばれ!がんばれ!と手に汗にぎりながら応援した。  結果はまあ逃げられへんのやけど、もう少しのところで、日本人ヤクザが喉をガラス片で搔き切って自害してしまう。これには、おい、なんでここであきらめるんや、と思ってしまい、死にたい気持ちもわかるが、悲しかった。生き延びて、分離手術など受けて、また生きてほしかった。それはそれで辛いかもしれんけど。  なんで逃げ出すときに、博士にとどめを刺しておかへんのやろう、と感じまくった逃走劇だった。  全体的には、こういう映画にありがちのほんまにチープすぎてどうしようもない(褒めてる)ものではなく、緊迫した空気の中に、なんだか笑えるような、ふと冷静になると何してるんやこの人たちと我に返るような、(日本人やくざの影響が大きい)、そんなバランスがすごくとれた作品だと思う。  ただ、ちょっと変態にしか(自分を含め)おすすめできない作品であることは確かである。まだ描写はましなんやけど、これおすすめやで、とか軽くは言えへんけど、わかってもらえる人にはわかって...