ブロークバック・マウンテン

 

 原作はE・アニー・プルーの同名の短編小説。アメリカ中西部を主な舞台として、1963年から1983年までの20年間にわたる、惹かれ合う2人の男性の姿を描く。監督はアン・リー。主な出演者はヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ、ミシェル・ウィリアムズ。


 好き同士の二人が、一緒に生活をする。それはごく“普通”のことなのだけれど、それは普通の男女間においてのみ、その普通の幸せを普通に周りから祝福され、普通に享受できる。それが普通。そこから少しでも離れると、生き辛い道を選ぶことになる。そうなることはわかっているのだけれど、好きな人を好きでなくなれないように、それは無理なことだと思う。
 主人公はヒース・レジャーでその相手役がジェイク・ギレンホール。二人はブロークバック・マウンテンで夏の間一緒に仕事をした仲間だった。二人はお互いのことを好きになった。しかし、当時ゲイだとばれるとリンチに遭ったり、生きてはいけないような状況であった。実際今でも、殺されはしないけれど、社会の風潮というのはそんなに変わっていないと思う。自分が好きな人を好きでいることと、性別とは、やはり、大きな関係があるんやなと思う。同じように一人の人を好きになっても、どうしようもできない、むしろ迫害されるなど、どうしてこうも両極端なのか。何がそんなにいけないのか。
 大勢の人は、可哀相やな、ゲイじゃなかったらよかったのに、と思うんやろうな。友情が恋愛に発展することは私の中では普通の感覚である。好きがどんどん大きくなっていく感覚。それが男女以外はタブー視されている。それはいけない(好ましくない)ことなのである。社会から見たら。どれだけの人が社会の目からひとまず逃れる為に耐えてきたんやろう。そうするしかなかったことをしてきたんやろう。本当に世の中クソやと思う。


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ブロークバック・マウンテン
Brokeback Mountain
2005年 アメリカ
監督:アン・リー

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