猿の惑星 新世紀 ライジング (Dawn of the Planet of the Apes)
監督:マット・リーヴス 2014年 アメリカ
前作のジェネシスが結構好きだったので、今作も見ました。シーザーかっこいい!アンディー・サーキス尊敬します。
猿のほうが人間よりも上だと思って、独自に森で秩序を守り生活してきたシーザー(主人公のボス猿)とその一族だったが、人間に対して良い思い出がない部下のコバが一悶着を起こし云々ていう話。
やっぱり猿でも人でも、ある一定の地位を手に入れると、自分がトップに立って全てを支配したいと思うもんなんですかね?力を手に入れると、どんどん欲が出てきてしまうというか......。自分が弱いからこそ強い武器を手にし、怖いからこそ、牙を向いて相手を傷つける...。普遍的...。
シーザーはもともと人間に育てられた猿なので、ある種人間と猿の境界に立つ存在。そんなシーザーの苦悩や、シーザーの息子の精神的な成長が描かれています。
CGばんばんに使ってます!みたいな映画はあまり好きではないのですが、この映画は、もちろんCGはあるけど、猿や人の表情が豊かで、近未来に起こりうるかもなという恐怖、文明が発達しすぎることによって起こる弊害など現実の問題を反映しているようで、リアルじゃないけどリアリティーをすごく感じる作品です。昔の『猿の惑星』は傑作ですが、現代版のこちらの作品もすごく面白かったです。ジェネシスと合わせてお勧めです。
ほなほな