6才のボクが、大人になるまで。


6才のボクが、大人になるまで。 (Boyhood)
監督:リチャード・リンクレイター 2014 アメリカ

主人公のメイソンの6才から18才になるまでの、12年間を追った家族の話。キャストは12年間同じメンバーで撮り続けたという異例の超大作。

結構、期待していた本作。期待はしていただけに、なんていうか、思っていたほど手応えはなかった。あくまでも、これはこの家庭の話で、その中で、人生いろいろあるよね、という普遍さを描いていて、見ている分には、ふーん、という感じで終わった。

見ていて一番思ったことは、やはり、子どもは親に振り回される存在だということ。また、親も子どもを振り回せざるを得ないということ。
どうしても家族モノの映画を見ると、自分の家族と昔のことを比べてしまう。なんでこんな家族に自分は生まれたんや、と昔は思っていたけど、年月が経ってみると、親も人間だし、そうするしかなかったんだな、と理解できるようにはなってきたけど、でも、子ども時代は結構辛かったなと思う。

この映画の母親は、息子のメイソンが18才になって出て行く日に、自分の人生を振り返り、その短さにはっとし、泣き出してしまう。
このシーンを見て自分は、毎日を楽しく、自分の好きなように生きたいと思った。自分が子どもを持つことが今後あるかはわからないが、自分を犠牲にしてまで、子どものため、家族のため、と生きていると、結局最後に自分は何だったんだ、と思う人生になってしまうのではないか。

家族であろうと恋人であろうと、一人一人が幸せな気持ちでいられるような関係づくりが必要だと思う。子どもは好きでその家族に入るわけじゃないから、理不尽な思いもいっぱいするし、でもそれは仕方ないことなんやけど、理不尽な思いをした自分としては、そういう思いを人にはさせずに生きていきたい。

この映画を見ていても思ったのだけど、一人立ちできる年齢になったら親や家族から一度離れてみる経験をするのがいいと思う。これをすることで、自分や家族を俯瞰できるようになる。
自分も今、初めて一人暮らしをして、家族のありがたさもわかりつつ、でも一人で生きていく自由さや開放感を味わっている。自分は親とは少し距離を置いているほうがいい関係を築けることがわかったので、これからも離れて生活するとは思うけど、そういうのもいろいろやってみないとわからない。

人生は長いようで短いし、自分の周りにも同じ年で死んだ人もいることを考えると、ただ生きているだけでいいと思うし、どうせ生きるなら楽しく、自分の好きに生きたいと思う。

自分の生き方や家族の話になってしまったけど、この映画はそんなふうに、メイソンの生き方と自分の生き方とを重ね合わせて見てしまう映画だった。

イーサン・ホークがメイソンの実父役なんやけど、すごくいいキャラクターだった。

ほなほな

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