はなれ瞽女おりん


はなれ瞽女おりん
監督:篠田正浩
原作:水上勉

この映画自体を見たのは、もう1年前くらい。「瞽女さん」に興味があったので、見た作品。

あらすじ
生まれつき目の見えないおりん(岩下志麻)が瞽女として生き、そして死んでいく話。男と関係を持った瞽女は「はなれ瞽女」として瞽女のコミュニティから出ていかなければならない。「はなれ瞽女」になったおりんと一緒に旅をすることになった鶴川(原田芳雄)との純愛の話でもある。

とにかくおりん演じる岩下志麻さんが美しすぎる。
岩下志麻さんと言えば、『極道の妻たち』の印象が強かったのだが、印象が変わった。
あと、原田芳雄のかっこよさは言わずもがな。

おりんが辛くとも、前に進んでいく姿がとても印象的だった。
映画の風景が大変美しく、おりんも美しく、厳しい人生が描かれる中、自然はただただ美しく、そこもよかった。

ちょっと予告編見返してみたけど、感情がかき乱されそうになった。
瞽女さんの生き方当時の時代背景などを映像で見て想像することしかできないけれど、それでも強く生きる瞽女さんたちの姿に心を打たれた。

私の恩師の姜信子さん行っている「声」に関するイベントで、説教祭文や瞽女唄、パンソリ、浪曲を聞いたことがあるので、私自身、「声」から伝わる表現・娯楽に興味がある。
もっと知りたい。

そういった意味ではこの『はなれ瞽女おりん』映画とはいえ、当時の時代を映す民俗学的資料にも少しはなりそうな気がする。岩下志麻さんのインタビューを少し読みましたが、ロケハンだけで三年半、テレビや電線のない場所を探して撮影が行われたそうです。
映像を見るだけでもすごく楽しめるし、俳優陣の演技も素晴らしいですし、私の中の邦画の好きな作品の一つになりました。

痛いシーン、悲しいシーン、心かき乱されるシーンもあり、気軽には見られない作品かもしれませんが、ちょうオススメです。

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