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しないことリスト
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『しないことリスト』(pha著 大和書房 2016年)
phaさんの本は読むと気が楽になるので大好きなんですが、今回新刊の『しないことリスト』という本を早速読んだので、メモがてら感想を書いておく。
まず、読んでいて特に印象に残った部分は以下の3つのリストです。
LIST6 読みっぱなしにしない
・できるだけメモを取るようにする。
・単なる情報を血肉にするには、他人の目を意識して文章をアウトプットしてみるのが有効な手段だ。何かを身につけたいと思ったら、気にななることを自分で調べて、ブログなどで自分の言葉を使って説明してみよう。
これは、いつも本を読んでいて、ブログに書きたいなあと思っていてもなかなか読みっ放しで終わってしまうことが多かったので、ぜひ今後やっていこうと思ったので、今もこうしてすぐブログに書いた。ブログをたくさん書いているときは確かに言葉が出て来やすい感覚はある。なかなか書いていないと、何を書いたらいいか、どうしたらいいか書き始めの一文字がなかなか出てこず、一言、よかった、だけで終わりそうになってしまうので、どうよかったのかなど、そのときのタイムリーな自分の気持ちの記録も兼ねて、文章に残しておきたいと思った。
そもそも、私が映画のブログを始めたのもこの理由だった。映画が好きでたくさん見ていたのでが、ただ見て終わりだとなんかもったいない気がして、ここが面白かった、こんな気持ちになった、など自分の考えたことを残しておきたいなと思ったから始めた。あと、書いておいたほうが後からどんな映画やったっけ?と思ったときもすぐに思い出せるという利点もある。他にも、たくさんの映画作品や文学作品について、それらを好きな人たちと情報をシェアしたいという目的もあった。私は、映画好きの方のブログを読んだりするのも好きなので、自分のブログも読んでもらって、意見交換まではなかなかいかないかもしれないけれど、そうそう、それわかる!や、そういう見方もあるんかー、など他人の見方も知りたいので、そういうのを知るツールとして自分のブログも情報をアーカイブして記録したいと思った。
長くなったけど、まあ思ったことをたくさん書いていきたいと思った。
LIST16 イヤなことをしない
・自分が好きなことをひたすら続けていれば、そのうちそれはどこかに繋がってくるものだ。
イヤなことせずに好きなことをどんどんしたい。
LIST19 二択にしない
・AかBかという二択ではなく、「みんなそれぞれ正しいところもあるし、それぞれ間違っているところもある。」
・「みんなそれぞれの立場と事情を抱えて一生懸命生きている。」という想像力を持てば、自分と意見の違う人や嫌いな物事にも少しだけ優しくなれる。
・ラクかどうかでいうと、「Aが正しい、Bが間違ってる」と単純に決めつけてしまったほうが圧倒的にラクだ。
・だけど、そのラクな道は自分と違うものを簡単に切り捨ててしまう、単純で貧しい世界に繋がっている道だ。
・「AでもBでもなく」と迷いながら、どちらにも偏りすぎない中間の道を探っていく粘り強さが、柔らかく生きていくには必要なのだ。
・何か対立があったときは、「こちらの意見が絶対正しい」とか「あいつらは何もわかっていないバカだ」というふうに、考えの違う相手を全否定するのではなくて、どちらもそれなりに言い分と事情があるということを想像しよう。
・そして、なんとかすり合わせができる部分を探っていこう。
・そうした他者に対する寛容さを持っているほうが、結局、自分自身もラクに生きられると思う。
自分は結構今まで、白か黒か、1か10か、イヤになったらとことんイヤ、みたいな気質だったので、もっとグレーゾーンを認めていくというか、割り切れないことも、そういう考え方もあるな、と認めていくほうが自分がラクになるな、ということはわかっているんだけれど、なかなかできなくて苦しんできたので、これからは、もっとゆるく考えていきたい。
そもそも、自分自身がはっきり色分けできな立場であるのに、何もかも割り切ろうとするのはお門違いだと思った。
もっと柔軟に考えて、やわらかくなりたい。
今日、久しぶりに親戚や家族が集まって食事をした。最初、なんだか面倒くさくて行きたくないと言っていたら、パートナーが、「あとおじいちゃんたちに会える回数は減るんやからそんなこと言わずに行っておいで。私は、おじいちゃんたちにあと1回会えるかわからない。」と言った。パートナーの家族たちはもう日本にはいない。会おうと思ったらすぐに会える距離にいる自分はできることしておかないなとハッとした。
生きている時間は有限なので、したいことをして、したくないことはせずに、自分のままで生きたいです。だんだんそういうふうにできるようになってきた。少しずつ。頑張るけど、頑張らない。ぼちぼちやる。
ほな
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