シンドバッド黄金の航海 THE GOLDEN VOYAGE OF SINBAD
監督:ゴードン・ヘスラー 1973 イギリス
いやあ、すごくよかった。
何がよかったってこのなんかむちゃくちゃなところが(褒めてます)。
子供の頃に見てたら、何十回と見る映画になってたと思う。
何と言っても印象に残っているのは、ここの絵にも描いたんですが、6本の腕を持つカーリーが踊るシーンと、剣を持ってシンドバッドと戦うシーンです。このシーンを見るだけでもこの映画を見る価値があると思うくらいすごくよかった。
他にもケンタウルスやグリフィンなど登場し、それがCGじゃなくてストップ・モーションの動きで、その動きがたまらん気持ちいい感じでした。
いわゆる冒険活劇なんですが、その演出がいちいちツボだった。過剰におどろおどろしい感じとか、B級っぽい感じすごくよかった。悪の王のクーラという人物が、黒魔術を使ってシンドバッドの邪魔をするんですが、黒魔術を使う度に歳をとっていくんですが、おじいちゃんになりながら、ヨボヨボの体に鞭打ってるところとか、敵ながら苦労してんなあと何だか憎めない。
そもそも、この映画をなんで見たかというと、子供の頃にこういう感じのすごくB級っぽい(褒めています)映画で、シンドバッドっぽい映画で、鳥に変身する女性の足が鳥の足まま戻らない映画(ここしか覚えてないんやけど、すごく印象に残っている映画)をもっかい見たいなと思い探していて、もしかしたら、その映画かなと思ったからです。
実際は違ったんやが、これはこれですごく面白かったのでよかったです。もし、アラビアンナイト風で女性の足が鳥になったまま戻らなかった映画に思い当たる節がある方、タイトル教えてください!よろしくお願いいたします。
ほなななな