蝉丸の好きな歌です。 これが都(京都)から東へ下っていく人も、都へ帰ってくる人も、顔見知りの人もそうでない人も逢っては別れ、別れては逢うというこの名の通りの逢坂の関なのだなあ。 This place is rightfully called “the meeting place.” People traveling from Kyoto to the east, people coming home to Kyoto, people who know each others’ faces, and people who don’t?they all meet and say goodbye, and say goodbye and meet again. (" https://www.shigureden.or.jp/about/database_03.html?id=10" より) --------------------- 逢坂の関が実家の近所ということもあって、勝手に愛着も持ってる歌です。 5ヶ月にわたる訓練を経て、今まさに帰路に着こうとしているのだけれど、今回はただ帰るだけじゃなくて、帰りながら出発するということを同時にやっていて、せわしないっちゃせわしないんやけど、新しい生活が明日からまた始まる。 今年(今年度)は本当にいろいろなことがあった。始まりは最悪だった。うまく利用されるところから、命からがら逃げ出して、なんとか生きて行く道をみつけなればと思いながらも、新しい道を切り開きたくて、一歩踏み出した年だった。 デヴィッド・ボウイが亡くなったなあと思い返しながら、Modern Loveを聞きながらこれ書いてる。やっぱりこの歌好きや。この疾走感がいい。 5年(4年?)の時を経て東京に戻るのも、楽しみだし、たぶん、仕事はいろいろしんどいやろうけど、なんとかやってくしかないし、それよりも、親父のタバコといろいろ混ざった臭いの部屋から脱出できるというそんな単純なことだけでも嬉しい。 この4年間の間に、考え方や価値観も随分変わった。なんせ物を持ちたくなくなった。あんだけコレクターだった自分が。びっくりである。物がないのが楽で、気持ちが落ち着くということを体感して、もう物がたくさんある生活には戻れない...