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2013年に見た映画ベスト10
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見たい見たいと言っている割にあんまり見ていない印象。一応備忘録つけてるんやけど、つけ忘れもありそうで、しかし印象に残った(残り続けいる)今年の大好きな映画9本。あと1本はたぶんキョンシー映画をぎりぎりにまだ見るであろう分に空けておく。毎年言ってるけど、来年はもっと見る。
『かぐや姫の物語』 高畑勲 2013年
ちょうど竹取物語に少し関わることをしていて、竹取物語に対する自分なりの仮説をふと思いついて、かぐや姫って罪を犯したんか?と疑問に思うようになり、ちょうど映画の公開を知り、いても経ってもいられなくなり見に行った。
映画はかなり好きな作品だった。仕事場の周りはわざわざ映画館に行って見る人いるんかな、みたいな空気だったが、確実に見に行ってよかった。かぐや姫の思いをこんなにも描いてくれているんかと思った。幸せというのは周りが決めることでは決してなくて、楽しいことも苦しいことも幸せも、当事者しかわからんということである。こうしたほうが絶対お前は幸せなんだ、お前の幸せのために私はやっているんだ——という翁の心の声が大きければ大きいほど、姫は苦しむのである。
いつ思い出しても泣きたくなる台詞。「捨丸兄ちゃんとなら幸せになれた。」
かぐや姫が月に帰りたいと思いたくなくなる時代になるにはあと何百年かかるのだろう。
『ハンナ・アーレント』 マルガレーテ・フォン・トロッタ 2013年
アイヒマン裁判について興味を持っていてハンナ・アーレントについて勉強しろと先生に言われていたので、これは見に行かなあかんやろうと見た。以下箇条書き感想
・「悪の凡庸さ」
・思考せよ
・思考が停止している状態では誰でも悪になり得る
・そして発信せよ
・思考が停止してしまった大衆は悪か(悪やと思う)
・ロッテかわいい
『赤いハンカチ』 舛田利雄 1964年
好きな図書館で上映会やるというので見に行った。
・日活最高!
・裕次郎かっこいい
・浅丘ルリ子かわいい
・昭和のむちゃくちゃいろいろ盛り込んだハードボイルド活劇
・なんやかんやで泥沼展開
・衝撃を受けるシーンで工場のプレス機がバーン!
『ホビット 思いがけない冒険』 ピーター・ジャクソン 2012年
ファンタジーってなんかわからんけど避けてきたジャンルなんやけど、見たら大変面白かった。私の中でピーター・ジャクソンといえばブレインデッドなのである。
指輪物語より前の話で、指輪物語よりもわかりやすいと感じた。トーリンが本当にかっこよくて、おおおおおとなるシーンがたくさんあった。今回もガンダルフの鷲が召還されるのは絶体絶命の危機のときしかあかんのやなと思った。
次回作が来年公開とのことで楽しみにしている。
『アンタッチャブル』 ブライアン・デ・パルマ 1987年
この映画はいいよ!とおすすめしてもらったので見た作品。実際大変大変よかったです。
アンタッチャブルがかっこよすぎた。特に本当に有名なシーンだが、あの駅での銃撃戦。あれは最高だった。今でも思い出せる。静かな音の止まったスローモーション、階段を落ちる乳母車、乳母車を受け止めつつ完璧に打ち抜くストーン、痺れた。
『007 スカイフォール』 サム・メンデス 2012年
007シリーズ見たことがなくて、一回見てみようかと見た。
こんなに面白い映画なんか、と思った。アクション映画最近あまり見てなかったが、これは爽快だった。展開が早いので、見ていて飽きずに最後まで突っ走った。スカイフォールというボンドの実家?を破壊しまくってて大丈夫なんかいなと思ったんやけどこういう映画なんやろうと思うことにした。ボンドガールはM。
『ヴィダル・サスーン』 クレイグ・ティパー 2012年
家に録画してあったものを偶然見て、面白くて最後まで見た作品。ヴィダル・サスーンの人生をドキュメンタリーの構成で追う。
名前はよく知っていたが、このような人物だったというのは知らず、大変興味深い映画だった。
サスーンカットのすごさについても改めて知る。
『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』 リッキー・ラウ 1987年
年末になって突如自分の中にキョンシーブームが何十年ぶりにか再燃し、特に子供の頃見ていなかった霊幻道士シリーズをどんどん見まくった。その中でもこの3は唯一昔に見たことのある作品で、改めて鑑賞して、1作目から7作目まで見た中でやはりお気に入りの作品だったなと思ったので、このベスト10の中に入れた。
霊幻シリーズの中でもホラー色強めの今作は、ショッキングなシーンも多いが、キョンシーと道士の友情?や助け合い、そして何と言ってもラム先生がむちゃくちゃかっこいい作品なのである。
『ピラミッド5000年の嘘』 パトリス・プーヤール 2012年
ピラミッド好きの私にとっては大変興味をそそられる映画だった。見ていて思ったのは、このピラミッドの謎について説明してくれている、顔の映らないこの人は誰?ということであった。
『キョンシー映画の何か』
ラストはキョンシー映画をこれからまだ見る予定なので、その中の何かが入る予定。つい最近、ジャッキー・チェンの酔拳やシティハンターをちらっとまた見てしまい、やっぱり面白いなあと感じたので、サモ・ハンやジャッキーやユン・ピョウの関わっている映画が好きなんやなと改めて思った。キョンシー映画に対する異常なほどの愛着っぷりは自分でも驚くほどである。熱すぎる。
以上、今年のベストでした。長かった。
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幽幻道士3 監督:シュ・イェン・ウェン 1988年 台湾 あらすじ スイカ頭がキョンシーになってしまい悲しむのもつかの間、キョンシーを悪用され金おじいさんは捕まってしまう。その後なんやかんやあって(アバウト)金おじいさんが敵のムササビ道士に捕まってしまい、闇の特殊霊魂にさせられてしまう。 テンテンたちは金おじいさんの元婚約者であるマーボおばあちゃんのもとへ助けを求める。マーボおばあちゃんは法術は使わないと心に誓っていたが、金おじいさんと甥の盛天文が危ないことを知ると、秘術である「八卦上将軍の術」を使うことを決意する。 一言で言うと、八卦将軍の術がかっこよすぎる。これに尽きます。八卦将軍の術は特殊霊魂の術のさらに上を行くような術で未婚の男女が8人いないと行えない術でもある。アクションはもちろんのこと、衣装やメイク、歩き方、立ち位置など全てにおいて本当にかっこよいです。 ストーリーも1~3まで続いているお話なので、大変面白いのですが、この八卦将軍の術が素晴らしくかっこよいので、未見の方は是非見ていただきたいです。
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